この記事の要点
主軸とは、強軸と弱軸の2軸を総称した用語です。
部材の断面には、色々な軸があります。
この記事では、主軸とは何か、強軸・弱軸とどう関係するのか、断面二次モーメントとの関係を整理します。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
主軸とは、強軸と弱軸の2軸を総称した用語です。
部材の断面には、色々な軸があります。
その中で最大の断面二次モーメントになる軸が強軸、最小となる軸が弱軸です。
今回は主軸の意味、構造力学との関係、強軸、弱軸との関係について説明します。
※強軸、弱軸の意味は下記の記事が参考になります。
弱軸とは?読み方、長方形の強軸と弱軸、H鋼の梁の向きと強軸と弱軸、強軸はラーメンで弱軸はブレースにする理由は?
100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事
主軸とは、断面の強軸、弱軸の2つの軸の総称です。強軸、弱軸の意味は下記です。
強軸 ⇒ 図心を通る軸で、断面二次モーメントが最大となる軸
弱軸 ⇒ 図心を通る軸で、断面二次モーメントが最小となる軸
なお、強軸と弱軸は直交する、という性質を持ちます。
断面に強軸、弱軸は1つずつあります。よって、主軸は1組の直交する2軸です。
なお、主軸は図心を通りますが、対称軸でない場合もあります。下図をみてください。溝形鋼です。溝形鋼の主軸は、XとY方向の軸です。
X軸回りが強軸、Y軸回りが弱軸です。X軸回りは、図形が対象です(対称軸)。一方、Y軸回りは、軸を境(さかい)に、非対称断面ですね。主軸は、必ずしも対称軸では無いです。
また、円形断面は方向性が無いです。どの軸をとっても、断面二次モーメントは同じです。任意の軸が、主軸となります。
主軸から傾いた軸に応力が作用したときは、
してください。数学の三角関数で勉強しましたね。cosθやsinθを使って、主軸から傾いた軸回りの応力にかければよいです。
構造力学では、断面の性質を勉強します。特に形鋼は、H形やc形、L形など色々な形鋼があります。断面が、どの軸に対して強い(弱い)か理解してください。
強軸、弱軸の意味は下記が参考になります。
弱軸とは?読み方、長方形の強軸と弱軸、H鋼の梁の向きと強軸と弱軸、強軸はラーメンで弱軸はブレースにする理由は?
また、断面二次モーメント、断面係数の計算法は下記が参考になります。
主軸は「しゅじく」と読みます。強軸、弱軸の読み方は下記です。
・強軸 ⇒ きょうじく
・弱軸 ⇒ じゃくじく
混同しやすい用語
主軸(しゅじく)
断面の強軸と弱軸を合わせた総称。
図心を通る直交する2軸で、それぞれ断面二次モーメントが最大・最小となる方向に対応する。
強軸(きょうじく)
断面二次モーメントが最大となる軸。
曲げ剛性が高い方向で、H形鋼ではフランジが広い方向(X軸回り)に相当する。
弱軸(じゃくじく)
断面二次モーメントが最小となる軸。
強軸と直交し、曲げ剛性が低い方向。
H形鋼ではウェブに平行な方向(Y軸回り)に相当する。
主軸を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 主軸 | 強軸と弱軸の2軸の総称 | 構造力学・材料力学で使用する用語 |
| 強軸 | 断面二次モーメントが最大の軸 | H鋼などでは強軸まわりにラーメン構造 |
| 弱軸 | 断面二次モーメントが最小の軸 | 弱軸まわりはブレース構造とすることが多い |
今回は主軸の意味について説明しました。
意味が理解頂けたと思います。
主軸は、強軸と弱軸の2つの軸の総称です。
構造力学や材料力学で「主軸」という用語を使います。
主軸の意味と併せて、強軸、弱軸を理解したいですね。
特に、形鋼には色々な断面があります。
断面の強軸、弱軸を理解しましょう。
下記の記事も併せて参考にしてくださいね。
弱軸とは?読み方、長方形の強軸と弱軸、H鋼の梁の向きと強軸と弱軸、強軸はラーメンで弱軸はブレースにする理由は?
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
この記事の内容を○×クイズで確認する
この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。
意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
主軸に関する問題は建築士試験の構造分野で出題されます。
定義と計算の両面から理解しておきましょう。
主軸の定義・適用条件・計算式は建築士試験の構造分野で出題される基本事項です。
用語の定義を正確に理解したうえで、関連する規準・法令との関係を整理することが大切です。