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引っ張り応力の計算は?例題、意味、単位、伸びの計算式は?

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引っ張り応力の計算方法は「引張荷重÷部材断面積」です。たとえば、引張荷重が100N、部材断面積が10mm2のとき引っ張り応力は「100N÷10mm2=10N/mm2」です。今回は引っ張り応力の計算、例題、意味、単位、伸びの計算式について説明します。引っ張り応力の詳細は下記が参考になります。

引張応力とは?1分でわかる意味、公式と求め方、記号、引張応力度との違い

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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引っ張り応力の計算は?例題

引っ張り応力の計算方法は「引張荷重÷部材断面積」です。下図をみてください。部材の軸方向に引張荷重が作用しており、部材断面に引っ張り力が生じます。このとき部材断面の単位断面積あたりの引張力が「引っ張り応力」です。


引っ張り応力の計算1


例題として下図に示す部材に生じる引っ張り応力を計算しましょう。部材断面は円形、直径10mmなので断面積=5mm×5mm×π≒79mm2です。引張荷重は100Nなので「100÷79≒1.27N/mm2」です。引っ張り応力の詳細は下記も参考になります。


引っ張り応力の計算2

引張応力とは?1分でわかる意味、公式と求め方、記号、引張応力度との違い

引っ張り応力の意味は?

引っ張り応力とは、部材に引張荷重などが作用するとき、部材が伸びるような変形を起こす部材断面(内部)に生じる力です。

引っ張り応力の単位は?

引っ張り応力の単位は「N/mm2」のように単位面積当たりの力の単位を用います。その他、圧縮応力、曲げ応力、せん断応力の単位も「N/mm2」です。

引っ張り応力による伸びの計算式は?

引っ張り応力による部材の伸びの計算式を下記に示します。δは部材の伸び、Lは部材の長さ、σは引っ張り応力、Eは部材に用いた材料のヤング率です。下式の通り、引っ張り応力および部材長さが大きいほど伸びも大きく、部材のヤング率が大きいほど伸びは小さくなることが分かります。


・δ=σL/E


部材の伸びの計算は下記が参考になります。

材料の伸びとは?1分でわかる意味、定義、計算、必要性、絞りとの関係

まとめ

今回は、引っ張り応力の計算について説明しました。引っ張り応力は「引っ張り荷重÷部材断面積」で算定できます。また、引っ張り応力の単位は「N/mm2」です。引っ張り応力の意味、その他の応力の公式など下記も勉強しましょう。

引張応力とは?1分でわかる意味、公式と求め方、記号、引張応力度との違い

応力の公式は?1分でわかる公式一覧、曲げ応力、せん断応力、単位

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