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壁芯と内法の違いとは|計算方法と壁厚による寸法差をわかりやすく解説

この記事の要点

図面を読む際に「壁芯3,640mm」と「内法3,500mm」が混在していると、どちらの寸法で設計しているのかを混同しやすい。床面積は壁芯で、内装工事は内法で考えるという使い分けを整理しておくことが重要だ。

この記事では壁芯と内法の違い・計算方法・壁厚による寸法差・床面積と内装工事での使い分けを解説する。

壁芯距離は壁芯から壁芯までの距離です。

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壁芯と内法の違いは、壁芯距離が壁厚の中心から中心までの距離であるのに対し、内法は壁の内側から内側までの距離です。

壁芯(かべしん)は壁厚の中心です。

壁芯距離は壁芯から壁芯までの距離です。

一方、内法は壁の内側から内側までの距離です。

よって内法寸法の方が、壁厚だけ壁芯距離より短くなります。

また、建築業界で「床面積」は、壁芯で囲まれた範囲の面積(壁芯面積)です。

マンションの床面積は壁芯面積で表記することも多いです。

今回は、壁芯と内法の違い、意味、計算方法、壁芯と内寸の差について説明します。

壁芯の意味、内法など下記が参考になります。

壁芯とは?意味・壁芯面積の求め方・内寸との差と専有面積計算への影響

壁芯・柱芯・通り芯の違いとは?建築図面の基準線をわかりやすく解説

内法(うちのり)とは?内法寸法・内法高さ・外法との違いは

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壁芯と内法の違いは?

壁芯距離と内法の違いを下記に示します。


壁芯距離 ⇒ 壁厚中心から壁厚中心までの距離

内法 ⇒ 壁の内側から内側までの距離


上記の違いを下図に示しました。


図 壁芯と内寸の差


壁芯、内法の意味は下記が参考になります。

壁芯とは?意味・壁芯面積の求め方・内寸との差と専有面積計算への影響

内法(うちのり)とは?内法寸法・内法高さ・外法との違いは


一般的に建築物の床面積は「壁芯面積」として計算します。さらに、マンションの床面積も壁芯面積であることが多いです。床面積の算定については、建築基準法で明記があります。詳細は下記をご覧ください。

床面積とは?意味・延べ面積との違いと階段・バルコニー・テラスの考え方(建築法規)


一方、私たちが実際に使えるスペースは「内法面積」です。よって実際に使える面積は、壁芯面積より小さいことに注意しましょう。下図をみてください。壁芯面積と内法面積の違いを示しました。


図 壁芯面積

図 壁芯と仕上げの厚み


詳細は下記も参考になります。

壁芯面積とは|内法面積・専有面積との違いと計算方法をわかりやすく解説

壁芯と内法(内寸)の計算方法、差

壁芯と内法寸法の計算は簡単です。下図をみてください。壁芯距離とは、壁厚の中心から中心までの距離です。全体の長さと両側壁の壁厚が分かっています。


図 壁芯と内法の計算方法と差


よって、


壁芯距離=6000-150/2-200/2=5825mm


です。内法寸法は、全体の長さから壁厚を引けば良いですね。


内法寸法=6000-150-200=5650mm


です。壁芯と内法の差を計算すると、5825-5650=225mmです。これは、両側の壁厚の平均値(両側壁が同厚なら壁厚1枚分)です。

混同しやすい用語

壁芯距離

壁厚の中心から中心までの距離。

建築基準法上の床面積(壁芯面積)の算定に使われ、設計では基本となる寸法。

内法(うちのり)

壁の内側から内側までの実際の有効寸法。

壁芯距離より両側の壁厚分だけ短くなり、実際に使えるスペースの大きさを示す。

外寸(がいすん)

壁の外側から外側までの全体寸法。

壁芯距離は外寸より壁厚の半分だけ小さい値となる。

壁芯と内法の違いを整理した表を示します。

項目内容備考
壁芯距離壁厚中心から壁厚中心までの距離床面積算定の基準寸法
内法(うちのり)壁の内側から内側までの距離実際に使えるスペース
壁芯と内法の差両側の壁厚の平均値壁芯距離>内法寸法

まとめ

今回は、壁芯と内法の違いについて説明しました。意味や違いが理解頂けたと思います。壁芯距離は、壁芯から壁芯までの距離です。一方、内法寸法は壁の内側から内側までの距離です。意味と違いを覚えてくださいね。下記も参考になります。

壁芯とは?意味・壁芯面積の求め方・内寸との差と専有面積計算への影響

内法(うちのり)とは?内法寸法・内法高さ・外法との違いは

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理解度チェック

Q.

壁芯と内法の違いは?

答えを見る

壁芯(かべしん)距離が壁厚の中心から中心までの距離であるのに対し、内法(うちのり)は壁の内側から内側までの距離です。よって内法寸法の方が、壁厚だけ壁芯距離より短くなります。

Q.

床面積と内装工事ではどちらを使いますか?

答えを見る

建築業界で「床面積」は壁芯で囲まれた範囲の面積(壁芯面積)を指し、マンションの床面積も壁芯面積で表記することが多いです。一方、内装工事は壁の内側を基準とする内法で考えます。例えば壁芯3,640mm・内法3,500mmのように使い分けます。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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