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延べ面積とは、各階の床面積を全て合計した面積です。建築基準法施行令2条1項四号に規定されます。※なお、延べ床面積と書く方もみえますが、法文では「延べ面積」が正しいです。今回は、延べ面積の意味、計算、バルコニーや階段の考え方、容積率の関係について説明します。併せて、下記の記事もご参考にしてください。
床面積とは?1分でわかる意味、延べ面積との違い、階段、ポーチ、バルコニー、テラスなどの考え方
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延べ面積とは、各階の床面積を全て合計した面積です。施行令2条1項四号の規定は、下記です。※ただし書きは省略しています。
意味は簡単ですね。延べ面積の、ただし書きを下記に明記します。
面積に算入しない建築物の用途を下記に整理しました。
延べ面積の計算は、各階の床面積を合計すれば良いです。床面積の求め方は、施行令2条1項五号に規定されています。下記に示しました。
※水平投影面積は下記が参考になります。
下図をみてください。「壁その他の区画の中心線で囲まれた部分」なので、柱、壁、梁で囲まれた部屋の床面積は、「壁芯間距離」同士を掛けて算定します。
例えば、柱芯間距離が6.0m角で壁芯間距離が5.5m角のとき、床面積は
です(6.0×6.0=36.0㎡では無いです)。
また、吹き抜けは床面積に含みません。
では、バルコニー(ベランダ)と階段は延べ面積に含めるのか、気になりませんか。法や令は、基本的な考え方のみ書いてあり、具体的な項目が示されていません。
一般的には、
・バルコニー(屋外の廊下など)は、2m以下は床面積に含まない。2m以下を控除し、残った値は床面積に含める。
・階段(屋内階段)は床面積に含める。
として運用されます。ただし、各自治体で考え方が変わる可能性もあります。気になる方は、建築指導課、民間審査機関へ確認すると良いでしょう。
延べ面積は、容積率を算定する目的で計算することがあります。容積率の算定は下記です。
敷地面積が1000㎡、延べ面積が500㎡とします。容積率は、
です。
※床面積、容積率の詳細は下記が参考になります。
床面積とは?1分でわかる意味、延べ面積との違い、階段、ポーチ、バルコニー、テラスなどの考え方
容積率とは?1分でわかる意味、計算方法、建ぺい率との違い、限度
延べ面積と延べ床面積は同じ意味です。但し、法文は「延べ面積」と明記あります。延べ面積が正しい用語です。
読み方を下記に整理しました。
延べ面積 ⇒ のべめんせき
延べ床面積 ⇒ のべゆかめんせき
延床面積の読み方は?1分でわかる読み方、意味、容積率、延べ面積の読み方、違い
今回は延べ面積について説明しました。意味が理解頂けたと思います。延べ面積の意味は、比較的理解しやすいですね。各階の床面積の合計です。バルコニーや階段の考え方も覚えてくださいね。判断に悩む場合は、各自治体の運用を確認すると良いですね(例えば広島市は、床面積の考え方を整理していました)。
下記の本も参考になります。是非、参考にしてくださいね。
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