この記事の要点
鉄骨造の小梁は大梁に対してピン接合が標準です。ガセットプレートの寸法設計や高力ボルトの配置を間違えると、接合部の剛性が変わって応力分担にも影響します。
この記事では、大梁と小梁の接合部の納まりとガセットプレートの設計ポイントを解説します。
これをピン接合といいます。
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大梁と小梁の接合部は、ガセットプレートと高力ボルトによる接合が一般的です。これをピン接合といいます。今回は、大梁と小梁の接合方法、納まり、ガセットプレート、剛接合の関係について説明します。
大梁、小梁、ガセットプレートの意味は、下記が参考になります。
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大梁と小梁の接合部は、下図のようにガセットプレート、高力ボルトで留めます。ボルトの反対側にはリブプレートを設けます。
ガセットプレートは、大梁のウェブに隅肉溶接して留めます。ガセットプレートと小梁に孔を開け、高力ボルトで留めます。ガセットプレート、高力ボルトの意味は下記が参考になります。
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上記の留め方を、ピン接合といいます。ピン接合は、「接合部が蝶番(ちょうつがい)のように回転する接合方法」です。ピン接合の意味は、下記を参考にしてください。
ピン接合とは逆に、部材同士を一体化する接合方法を剛接合といいます。正確な意味とは違いますが、
ピン接合 ⇒ 部材同士は留まっているが動かせる。
剛接合 ⇒ 部材同士が動かないよう一体化させる。ガッチリ留めている
と考えても良いですね。
大梁と小梁はピン接合が一般的です。ただし、大梁と小梁を剛接合する場合もあります。例えば、
片持ち梁にするため
格子梁にするため
変形を抑える目的のため
などです。片持ち梁は、1端でした留まっていません。よって端部を剛接合にします。格子梁は、格子状に組んだ梁です。交点では、梁を剛接合します。格子梁の意味は、下記が参考になります。
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また変形を抑える目的で、端部を剛接合にすることも可能です。
大梁と小梁を剛接合にする場合、下図の方法があります。
剛接合の意味は、下記が参考になります。
混同しやすい用語
ピン接合と剛接合
ピン接合は回転自由でモーメントを伝達しない接合、剛接合は一体化してモーメントを伝達する接合です。
大梁と小梁の接合は通常ピン接合です。
ガセットプレートと添え板(スプライスプレート)
ガセットプレートはブレースや小梁を大梁に接合するための鋼板です。
添え板(スプライスプレート)は梁の継手に使う鋼板で役割が異なります。
大梁と小梁の接合部を整理した表を示します。
| 項目 | ピン接合 | 剛接合 |
|---|---|---|
| 概要 | ガセットプレート+高力ボルト留め | 溶接等で一体化 |
| モーメント伝達 | なし(回転自由) | あり(一体化) |
| 適用場面 | 大梁・小梁間(一般的) | 片持ち梁・格子梁・変形抑制時 |
今回は大梁と小梁の接合部、納まりについて説明しました。
理解頂けたと思います。
大梁と小梁は、普通、ピン接合で留めます。
ピン接合の意味を理解しましょう。
また、必要に応じて剛接合を行います。
剛接合の方法も覚えましょう。
下記の記事も参考にしてくださいね。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。
