建築学生が学ぶ構造力学

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震度階とは?1分でわかる意味、計測震度、段階、加速度、galとの関係

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震度階は、地震の強さ(簡単にいうと揺れの大きさ)を10段階で表したものです。現在は、全国に配置された加速度計で計測震度を算定し、震度階を決めます。


今回は震度階の意味、計測震度や加速度、galとの関係、震度階の段階について説明します。


※中地震、大地震の意味については、下記が参考になります。

中地震とは?1分でわかる意味、震度との関係、大地震との違い

震度階とは?

震度階とは、地震の強さを10段階で表したものです。震度階は、計測震度により決められています。


計測震度は、全国に配置された加速度計から、加速度を計測し、計算式で算定します。※なお、昔は地震による体感の揺れ、物の挙動、被害などで定められていました。


震度階を下記に示します(解説は一部抜粋しました)。


0 人は揺れを感じない

1 屋内にいる人の一部が、わずかな揺れを感じる

2 屋内にいる人の多くが揺れを感じる。眠っている人の一部が目を覚ます。

3 屋内にいる人々のほとんどが揺れを感じる

4 かなりの恐怖感があり、一部の人は身の安全をはかろうとする

5弱 多くの人が、身の安全をはかろうとする

5強 異常な恐怖を感じる。多くの人が、行動に支障を感じる

6弱 立っていることが困難になる

6強 立っていることができず、はわないと動くことができない

7弱 揺れに翻弄され、自分の意志で行動できない

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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震度階と計測震度の関係

震度階は、計測震度に応じて定められています。震度階と計測震度の関係を下記に示します。


0 0~0.4

1 0.5~1.4

2 1.5~2.4

3 2.5~3.4

4 3.5~4.4

5弱 4.5~4.9

5強 5.0~5.4

6弱 5.5~.9

6強 6.0~6.4

7弱 6.5~


計測震度は、下式で計算します。


I=2loga+0.94


aは加速度です(加速度計で計測した加速度に、所定の処理を加えた値)。

震度階と加速度、galの関係

震度階は計測震度が大きいほど、高い階級になります。また、計測震度は加速度aの値が大きいと、大きい値となります。


※加速度aの単位はgalです。よって、加速度が大きい地震は、震度階が高くなります。


なお、地震力は加速度の大きさと、建物の重さが関係します。地震力の意味は下記が参考になります。

地震力の算定方法と、簡単にわかるZ、Rt、Ai、Coの意味

まとめ

今回は震度階について説明しました。震度階は、地震の強さを10段階の階級で表したものです。


震度0~7まであります。震度階の意味、階級を覚えてくださいね。また、計測震度や加速度と震度階は関係すると覚えてください。併せて、下記の記事も参考になります。

地震力の算定方法と、簡単にわかるZ、Rt、Ai、Coの意味

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