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筋交いのたすき掛けとは、2つの筋交い(柱と柱の間に配置する斜め部材)を「×の形」になるよう設置することです。木造建物の場合、筋交いをたすき掛けにすることで、筋交いによる耐震要素としての耐力が2倍になります。また、鉄骨造の場合は、両方向(左・右の両方向)から作用する地震力に対して筋交いが抵抗するよう「たすき掛け」にします。
今回は筋交いのたすき掛けの意味、壁倍率、ターンバックルブレースとの関係について説明します。筋交い、壁倍率、鉄骨ブレースの意味は下記が参考になります。
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鉄骨ブレースとは?1分でわかる意味、重量鉄骨、特徴、形状、マンサード形
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筋交いのたすき掛けとは、2つの筋交い(柱と端の間に配置する斜め部材)を「×の形」になるよう設置することです。下図に筋交いのたすき掛けを示します。
木造住宅等の耐震部材の耐力は「壁倍率(かべばいりつ)」という値で評価します。簡単にいうと、壁倍率の大きな壁(筋交いを含む)の方が、耐力は大きくなります。
筋交いをたすき掛けにすることで「筋交いの壁倍率は2倍」になります(ただし、上限設定あり)。壁倍率1の筋交いをたすき掛けにすると「壁倍率=1×2=2」になるのです。筋交い、壁倍率の詳細は下記をご覧ください。
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鉄骨造にも筋交い(ブレースと言うことが多い)を配置します。鉄骨造の場合、両方向(左・右の両方向)から作用する地震力に抵抗させるため、筋交いをたすき掛けにします。
ブレース構造の詳細は下記が参考になります。
ターンバックルブレースとは、ターンバックルという金具付きの棒鋼ブレースのことです。下図をみてください。ターンバックルブレースは小径(10~16mm等)です。引張力には抵抗できますが、圧縮力には抵抗できません(座屈する)。
そこで、筋交いをたすき掛けに配置します。たすき掛けに配置することで、左右のどちらから地震力が作用してもターンバックルブレースで抵抗できます。
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今回は筋交いのたすき掛けについて説明しました。筋交いのたすき掛けとは、2つの筋交いを「×の形」になるよう配置することです。木造住宅では壁倍率を2倍にする効果があります。筋交いの意味など下記も勉強しましょう。
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