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短期許容応力度とは、短期荷重(短期的に作用することが想定される荷重。たとえば、自然現象による地震、台風、大雪による荷重が短期荷重に相当する)の作用時における、部材が許容できる応力度です。
下表の通り、短期許容応力度の求め方は、材料の種類に応じて変わりますが、共通の考え方として「短期許容応力度=長期許容応力度×1.5(2.0、1.8)」となっています。
長期許容応力度とは?求め方と単位、木材、鋼材、鉄筋、コンクリートの値の一覧、短期許容応力度との違いは?
【表 木材の許容引張応力度(繊維方向)】
【表 コンクリートの許容応力度)】
【表 鋼材の許容応力度(※曲げ、圧縮時の許容応力度は座屈を考慮して算定する))】
【表 鉄筋の許容応力度(短期))】
【表 溶接部の許容応力度)】
【表 高力ボルトの許容応力度(※Toは高力ボルトの品質に応じて国土交通省が定める基準張力を表すものとする))】
短期荷重は稀に起きる地震(中程度の地震)等を想定しています。短期荷重時に各部材に生じる応力度が短期許容応力度(材料が降伏する時の応力度)未満であれば、各部材の応力度、変形は降伏せず弾性範囲内におさまるので、短期荷重が無くなれば建物は元の状態に戻り、その後も継続して建物を使用できます。
今回は、短期許容応力度について説明しました。短期許容応力度とは、短期荷重(短期的に作用することが想定される荷重。たとえば、自然現象による地震、台風、大雪による荷重が短期荷重に相当する)の作用時における、部材が許容できる応力度です。稀に起きる外力に対して、部材に生じる応力度を短期許容応力度未満におさめます。短期荷重、長期許容応力度の詳細など下記も勉強しましょう。
長期許容応力度とは?求め方と単位、木材、鋼材、鉄筋、コンクリートの値の一覧、短期許容応力度との違いは?
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