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鉄骨の塗料には色々な種類があります。一見、建築構造と無関係ですが、違います。鉄骨部材は錆びやすい材料だからです。よって、屋外で鉄骨素地の建築物は「溶融亜鉛メッキ」または「錆止め塗料」を行います。今回は、鉄骨の塗料と錆止め塗料について説明します。
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鉄骨の塗装は、主に2つの目的があります。
・錆止めのため(腐食防止)
・色を付けるため(見栄え)
鉄骨の塗料は、大まかに2つの種類があります。
・錆止め塗料
・合成樹脂調合ペイント(SOP)
錆止め塗料は、名前の通り錆止めの目的で行う塗料です。合成樹脂調合ペイントは、鋼材に色付けする目的です。合成樹脂調合ペイントは、「ペンキ」ともいいます。
鉄骨の塗料の種類を錆止め塗料と、合成樹脂調合ペイントに分けて整理しました。
鉄骨面の錆止め塗料の種類は下記です。※後述する亜鉛メッキ鋼面の錆止め塗料と異なります。
鉛、クロムフリー錆止めペイント1種は、錆止め塗料A種といいます。A種は、屋外、屋内の両方で使えます。水系錆止めペイント、鉛・クロムフリー錆止めペイント2種は、錆止め塗料B種です。この2つは、屋内のみ利用可能です。
また1種は、溶剤系で2種は水系の塗料です。
亜鉛メッキ鋼面用の錆止め塗料は、上記と異なります。
・A種 ⇒ 鉛酸カルシウム錆止めペイント(JISK5629)
・B種 ⇒ 変性エポキシ樹脂プライマー(JASS18M-109)
・C種 ⇒ 水系錆止めペイント(JASS18M-111)
A種は鉛酸カルシウム錆止めペイントです。「鉛、クロムフリー錆止めペイント」とは種類が違います。一級建築士の学科試験でも頻出する問題です。
合成樹脂調合ペイントは下記の2種類があります。
・1種(JISK5516)
・2種(JISK5516)
建築工事標準仕様書によれば、特に指定がなければ1種を使います。
今回は鉄骨の塗料について説明しました。意味が理解頂けたと思います。鉄骨の塗料は、錆止め塗料と、色付けをする目的のSOPがあります。2つの違いを理解してくださいね。建築構造上重要な塗料は、錆止め塗料です。塗料の種類や塗り方も理解すると良いですね。塗料の塗り方は下記の図書が参考になります。
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