建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME > 構造計算の基礎 > 施工とは?1分でわかる意味、読み方、施工主、施行との違い

施工とは?読み方・施行との違いと施工主の役割(建築業界での正しい使い方)

この記事の要点

「施工」は「せこう」と読み、設計図をもとに実際に建物を造る行為のことです。

「施行(しこう)」は法令の発効を意味する別の言葉で、書き誤りが多いポイントです。

また「施工主」という言葉も実務でよく使われますが、施主・元請・下請の誰を指すかで意味が変わります。

このページでは施工の意味・読み方・施行との違い、施工主の立場と役割を解説します。

施行(しこう)は法律・制度が実際に効力を持つことを指し、建設行為を意味する施工とは全く異なります。

この記事では、施工とは何か、施工はどう読むのか、施行とどう違うのかを整理します。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット


施工は、建築物などの工事を行うことです。施工主又は工事施工者とは、施工の請負人を意味します。工事施工者は建築基準法に明記されている用語です。今回は、そんな施工の意味、読み方、施工主の意味、施工と施行の違いについて説明します。

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

施工とは?

施工は、建築物など(工作物も含む)の工事を行うことです。施行は「せこう」と読みます。建築業界ではごく一般的に使う用語です。「工事を行う」という人は少なく、ほとんどの方が「施工」「施工を行う」といいます。


また、施工と似た用語で「施工管理」があります。施工管理とは、施工が円滑に進むよう工程、安全性などを管理する業務です。いわゆる「現場監督」が施工管理者です。


施工管理の仕事は、専門性が高いので国家資格である一級施行管理技士、二級施工管理技士の国家資格が必要です。施工を行う者を、工事施工者といいます。詳細は下記が参考になります。

工事施工者とは|建築基準法の定義・ゼネコンとの関係

施工と施行の読み方、違い

施工に似た用語に「施行」があります。施行は「しこう」とよみます。施工と施行の違いを下記に示します。

です。


建築関係の法律で、


・建築基準法「施行」令


があります。施行とは、法令を実行する意味です。つまり、建築基準法を施行する具体的な施策が「施行令」といえます。


建築の分野で、施工と施行が入り乱れるので、混乱する人も多いです。注意したい用語ですね。


施行の読み方は、「しこう」が一般的ですが「せこう」という方もいます。確かに「せこう」とも読めるので間違いではありません。ただ、混乱しやすい用語なので使い分けたいところです。

施工主とは?施主との違い

施工主と施主の違いを下記に示します。


施工主とは、工事の請負人です。工事を行う人又は組織と考えてください。具体的にはゼネコン(〇○組、〇○建設などの会社)、ハウスメーカーなどです。


皆さんは工事会社、というかもしれません。建築基準法の用語としては、「工事施工者」が正式名称です。


また、似た用語で「施主」があります。これは、建物の建築を依頼する「お客様」の意味です。例えば、ハウスメーカーへ新築住宅の依頼する夫婦は「施主」です。


図書館を建設する市町村も「施主」に該当します。施工主と施主は全く意味が違うので注意したいですね。

混同しやすい用語

施工(せこう)

設計図に基づいて実際に建物を建築する工事行為。

施工業者(ゼネコン・工務店)が担当する。

施行(しこう)に対して、「建てる行為」を指す建設用語で、読み方と意味を混同しやすいため注意が必要。

施行(しこう)

法律・条例・規則などが正式に効力を発することを意味する法律用語。

「法律の施行日」のように使う。

施工(せこう)に対して、「建設工事」ではなく「法の発効」を意味するため、同音異義語として注意が必要。

試験での問われ方|管理人の一言

建築士試験では「施工」「施行」の漢字の使い分けが法規・施工分野の問題文中に登場するため、読み間違いに注意。

「施工は工事、施行は法律」と関連付けて覚えると、試験の長文問題を読む際の引っかかりが減ります。

施工を整理した表を示します。

項目内容備考
施工(せこう)設計図に基づいて建物を建てる工事行為ゼネコン・工務店が担当する
施行(しこう)法律・条例が正式に効力を発すること建築基準法施行令などに用いられる
施工主工事を請け負う人・組織(工事施工者)施主(依頼主)とは異なる概念

施工と設計の関係は、現場が始まってから本格的に問われます。

施工者は実際のスケールで建物を作るため、設計図上では見えにくかった問題が施工段階で浮かび上がることが多いです。

「ここは現場で納まらない」「この配筋では作業できない」といった指摘は、設計側の気づきの機会でもあります。

その都度、施工者と調整しながら解決していくことになりますが、こうしたやり取りの積み重ねが設計の精度を上げていきます。

施工主と施主(建て主)の役割が違うように、それぞれの立場が持つ視点の違いを理解することが、実務では重要です。

まとめ

今回は施工の意味、読み方などについて説明しました。ごく一般的な用語ですが、改めて理解したいですね。特に施工と施行の違いは覚えておきましょう。漢字を間違えることのないよう注意してくださいね。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

この記事の内容を○×クイズで確認する

この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。

意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

ゼロ所長の構造力学問題集で確認する

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

【無料】ゼロ所長が解説!建築士試験の構造を効率よく学ぶ

・試験に出るポイントをわかりやすく解説

・今すぐnoteで学ぶ ⇒  ゼロから学ぶ建築士試験の構造

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 構造計算の基礎 > 施工とは?1分でわかる意味、読み方、施工主、施行との違い
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. わかる建築構造の用語集・図解集
  4. 1頁10円!PDF版の学習記事