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根巻き高さとは、根巻き柱脚のコンクリート高さのことです。根巻き高さを大きくすることで、鉄骨柱の剛性を高くできます。今回は、根巻き高さの意味、配筋、根巻き柱脚のモデル化、柱脚の告示について説明します。根巻き柱脚の詳細は下記が参考になります。
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根巻き高さとは、根巻き柱脚のコンクリート部の高さです。下図をみてください。この部分が、根巻き高さです。
根巻き高さは、柱幅(柱せいと柱幅が異なる値の場合、大きい方を採用)の2.5倍以上にします。これは国土交通省告示、鋼構造接合部指針に明記されています。なお、鋼構造接合部指針の規定は下記です。
・根巻き高さ ⇒ 柱せいの2.5倍以上
・rl/d≧1.0
rlはベースプレート下面から根巻き鉄筋コンクリートの最上部帯筋までの距離、dは圧縮縁から引張主筋重心までの距離です。※ベースプレートの意味は下記が参考になります。
ベースプレートとは?1分でわかる意味、鉄骨柱、基礎との関係、設計法
根巻き高さを大きくするほど、鉄骨柱の剛性が高くできます。変形や応力が小さくなるので、部材断面を小さくできます。
根巻き柱脚の配筋は、鉄筋コンクリート柱と同様に、主筋と帯筋で構成します。主筋は最低限、四隅に1本ずついれます。主筋の先端はフック付きとします。主筋の周りは帯筋を配置します。帯筋の鉄筋は「D13@100」程度です。
主筋、帯筋の意味は下記が参考になります。
主筋とは?1分でわかる意味、読み方、役割、各部材の主筋、配力筋との違い
帯筋とは?1分でわかる帯筋の意味、読み方、役割、間隔、帯筋比との関係
根巻き柱脚のモデル化は、
などが参考になります。
根巻き柱脚のモデル化として、根巻き高さ部分の剛域を考慮して設計する方法があります。また、ベースプレート下端を剛支点とする方法もあります。構造物の特性に応じて、適切なモデル化を行いましょう。下記も参考になります。
根巻き高さは告示で規定されます。告示は、平12建告第1456号の二号に明記あります。
今回は根巻き高さについて説明しました。意味が理解頂けたと思います。根巻き高さは、根巻き柱脚のコンクリート部の高さです。根巻き高さを大きくするほど、鉄骨柱の剛性が高くなります。なお、根巻き柱脚とするには、根巻き高さを鉄骨柱せいの2.5倍以上とします。根巻き柱脚は、露出柱脚や埋め込み柱脚に比べて、応力解析の評価が複雑です。特に、せん断力に対して注意してくださいね。下記も参考にしてください。
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