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SUS202とは?1分でわかる意味、成分、比重、用途、耐食性、硬度

この記事の要点

SUS202はオーステナイト系ステンレス鋼でCrが17~19%・Niが4~6%・Mnが7.5~10.0%を含み、JISでは棒鋼(jisg4303)にのみ規定される

SUS304に比べてCrとNiの量が少なく耐食性が劣るが、耐力(降伏点)はSUS304より大きい。

この記事では、SUS202とは何か、成分・比重・耐食性はどうなっているのか、SUS304とどう違うのかを整理します。

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SUS202は、ステンレス鋼の種類の1つです。

オーステナイト系のステンレス鋼で、Crが17~19%、Niが4~6%、Mnが7.5~10.0などの化学成分が添加された鋼です。

jisg4303(ステンレス棒鋼)に規定されます。

なお、JISでは、ステンレス鋼板や鋼帯にsus202は規定されません。

今回はSUS202の意味、成分、比重、用途、耐食性と硬度について説明します。

ステンレス鋼の特徴、一般的に使うSUS304の特徴は下記が参考になります。

ステンレス鋼とは?1分でわかる意味、特徴、線膨張係数、降伏点、引張

sus304とは?1分でわかる意味、比重、ヤング率、溶接性、特徴、規格、成分

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SUS202とは?用途と成分、耐食性

SUS202はステンレス鋼の種類の1つです(オーステナイト系のステンレス鋼)。一般的なステンレス鋼であるSUS304に比べてCrやNiの添加量が少ないです。その他、オーステナイト系のステンレス鋼を下表に示します。


種類の記号 分類 種類の記号 分類
SUS201 オーステナイト系 SUS321 オーステナイト系
SUS202 SUS347
SUS301 SUSXM7
SUS302 SUSXM15J1

ステンレス鋼はCrを11%以上添加した鋼材で、Crにより耐食性を付加しています。ただし、SUS202はSUS304と比べてCrの量が少ないため耐食性が劣ります。SUS304のCr量は18~20%あります。


ステンレス鋼の特徴は、下記が参考になります。

ステンレス鋼とは?1分でわかる意味、特徴、線膨張係数、降伏点、引張


なおSUS202は調理器具などの用途に使われます。

SUS202の成分

SUS202の成分を下表に示します。

(単位 %)

種類の記号 C Si Mn P S Ni Cr Mo Cu N その他
SUS202  0.15 以下 1.00 以下 7.50~ 10.00 0.060 以下 0.030 以下 4.00~ 6.00 17.00~ 19.00 0.25 以下 ― 

一般的に用いるSUS304の化学成分は、下記が参考になります。

sus304の成分は?1分でわかる成分、jis規格、ヤング率、比重の関係

鋼の化学成分一覧|SN400・SN490の添加元素と機械的特性への影響

SUS202の比重

SUS202の比重を下表に示します。SUS202の比重は7.93です。鋼の比重は材質が変わっても7.85ですが、ステンレス鋼は材質ごとに比重が変わる場合があるので注意しましょう。


種類の記号 基本質量
SUS201 7.93
SUS202 7.93
SUS301 7.93
SUS302 7.93
SUS303 7.93
SUS303Se 7.93
SUS304 7.93
SUS304L 7.93
SUS304N1 7.93
SUS304N2 7.93
SUS304LN 7.93
SUS305 7.93
SUS309S 7.98
SUS310S 7.98
SUS312L 8.03
SUS316 7.98
SUS316L 7.98
SUS316N 7.98
SUS316LN 7.98
SUS316Ti 7.98
SUS316J1 7.98
SUS316J1L 7.98
SUS316F 7.98
SUS317 7.98
SUS317L 7.98
SUS317LN 7.97
SUS317J1 8.00
SUS836L 8.06
SUS890L 8.05

SUS202の硬度、機械的性質

SUS202の機械的性質、硬度を下表に示します。


種類の記号 耐力 N/m㎡ 引張強さ N/m㎡ 伸び % 絞り % 硬さ 適用寸法
HBW HRBSまたは   HRBW HV
SUS202 275以上 520以上 40以上 45以上 207以下 95以下 218以下

SUS202は、SUS304に比べて耐力が大きい材料です(SUS202は275、SUS304は205)。SUS304の機械的性質は下記をご覧ください。

sus304とは?1分でわかる意味、比重、ヤング率、溶接性、特徴、規格、成分

混同しやすい用語

SUS201

SUS201はSUS202と同じくオーステナイト系ステンレス鋼で、Crが16~18%・Niが3.5~5.5%を含む材料である。

SUS202に対して、SUS201はCrとNiの添加量がわずかに少なく、JIS規格上の位置づけも同様に棒鋼のみに限定される点では共通している。

試験での問われ方|管理人の一言

建築士試験ではSUS304との成分・耐食性の違いが問われます。

SUS202はSUS304よりCr・Niが少なく耐食性が低い点を整理しておきましょう。(一級建築士 頻出:SUS202とSUS304の成分・耐食性の違いが繰り返し出題)

まとめ

今回はSUS202について説明しました。

SUS202の特徴など理解頂けたと思います。

SUS202はステンレス鋼の1つです。

ただし、CrやNiがSUS304に比べてやや小さく、耐食性が劣ります。

成分組成、機械的性質、比重など勉強しましょう。

ステンレス鋼の特徴、一般的なステンレス鋼であるSUS304の特徴など下記も参考になります。

ステンレス鋼とは?1分でわかる意味、特徴、線膨張係数、降伏点、引張

sus304とは?1分でわかる意味、比重、ヤング率、溶接性、特徴、規格、成分

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▶ 建築士試験ではどう問われる?
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理解度チェック

Q.

SUS202とは何で、SUS304とどう違いますか?

答えを見る

オーステナイト系ステンレス鋼の一種で、JIS G4303(ステンレス棒鋼)に規定され、Cr17〜19%・Ni4〜6%・Mn7.5〜10.0%を含みます。SUS304(Cr18〜20%)に比べてCr・Niの添加量が少ないため耐食性が劣りますが、耐力(降伏点)はSUS202が275N/mm2、SUS304が205N/mm2でSUS202の方が大きくなります。

Q.

SUS202の比重と主な用途は?

答えを見る

比重は7.93です。鋼の比重は材質が変わっても7.85ですが、ステンレス鋼は材質ごとに比重が変わる場合があるので注意します。SUS202は調理器具などの用途に使われます。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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