この記事の要点
SUS316の比重は7.98(密度7.98g/cm3)です。
SUS304の7.93より若干大きいのは、耐食性向上のためにモリブデン(Mo)を添加しているためです。
建築では外装材・手摺・水廻り金物にステンレスを使用します。
SUS304は汎用品で屋内用途が多く、SUS316は海岸近傍や温泉地など腐食環境が厳しい場所の屋外用途に使われます。
SS400(構造用鋼)との比重の違いは7.98対7.85で、ステンレスの方がわずかに重いです。
sus316はsus304にモリブデンを添加した材料で、耐食性が高い分比重も若干増加する。
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sus316の比重は7.98です。
sus304の比重が7.93、鋼の比重が7.85なので、どれよりも少し重い材料ですね。
sus316とsus304の成分を比較すると、sus316の方が、Niがやや多く、Crがやや少なく、Moを添加しています。
今回はsus316の比重、値、ステンレスの比重、ss400の比重との違いについて説明します。
sus304の比重、sus316の特徴など下記が参考になります。
sus304の比重は7.93|密度g/cm3と鉄・鋼との違いを比較
sus316の成分は?種類、sus304との違い、jisとの関係
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sus316の比重は7.98です。下記をみてください。sus304、鋼の比重と比較すると、sus316の方が重いとわかります。
sus316の比重 ⇒ 7.98
sus304の比重 ⇒ 7.93
ss400(鋼)の比重 ⇒ 7.85
ss400、sus304の比重は下記が参考になります。
ss400の比重は7.85|単位なし(無次元)・kg/m3・密度との関係
sus304の比重は7.93|密度g/cm3と鉄・鋼との違いを比較
下表にステンレス鋼の種類と比重を示します。
| 種類の記号 | 基本質量 |
| SUS201 | 7.93 |
| SUS202 | 7.93 |
| SUS301 | 7.93 |
| SUS302 | 7.93 |
| SUS303 | 7.93 |
| SUS303Se | 7.93 |
| SUS304 | 7.93 |
| SUS304L | 7.93 |
| SUS304N1 | 7.93 |
| SUS304N2 | 7.93 |
| SUS304LN | 7.93 |
| SUS305 | 7.93 |
| SUS309S | 7.98 |
| SUS310S | 7.98 |
| SUS312L | 8.03 |
| SUS316 | 7.98 |
| SUS316L | 7.98 |
| SUS316N | 7.98 |
| SUS316LN | 7.98 |
| SUS316Ti | 7.98 |
| SUS316J1 | 7.98 |
| SUS316J1L | 7.98 |
| SUS316F | 7.98 |
| SUS317 | 7.98 |
| SUS317L | 7.98 |
| SUS317LN | 7.97 |
| SUS317J1 | 8.00 |
| SUS836L | 8.06 |
| SUS890L | 8.05 |
上記のように、同じステンレス鋼でも種類の違いで、比重も変わります。ほとんどのステンレス鋼の比重は7.93または7.98ですが、8.00を超えるステンレスもあります。逆に7.70と、鋼より軽いステンレスもあります。
なおsus316には、Ni 10~14%、Cr(16~18 %、Mo2~3 %の成分が添加されています。sus316の成分は下記が参考になります。
sus316の成分は?種類、sus304との違い、jisとの関係
sus316の比重から、sus316の質量を計算しましょう。比重は無次元数です。ただし、密度と値が同じです。質量=密度×体積ですが、「密度の値」を比重の値に置き換えても質量が算定できます。
下図にsus316の棒があります。直径4cm、長さ2mです。質量を求めましょう。
棒の体積は、円柱の体積と同じですね。半径が2cmなので
体積=2×2×3.14×200=2512
です。よってsus316の質量は、
質量=7.98×2512=20045g⇒20.0kg
です。密度と体積、質量の求め方は下記が参考になります。
体積と重量の違いは?1分でわかる重量の計算、比重との違い、鉄の重量換算
混同しやすい用語
sus304の比重
sus304の比重は7.93で、sus316(7.98)より小さい値である。
sus316に対して、sus304はモリブデンを含まないため比重がやや小さく、一般的な建築構造用ステンレス鋼として広く用いられる点が異なる。
sus316が使われるのは海岸近くや腐食環境など、普通鋼やsus304では耐久性が足りない箇所が多い。
手すり・外装材の接合部などに採用される場合、sus304との重量差は計算上ほぼ誤差範囲だが、材料費の差は設計段階で確認が必要になる。
比重の数値はsus304が7.93、sus316が7.98、普通鋼が7.85という3つを荷重計算の基準としてセットで覚えておくと、材料変更があったときの再確認が速い。
今回はsus316について説明しました。
sus316の比重は7.98です。
sus304の比重が7.93なので、sus304に比べてやや重い材料です。
その他、ステンレス鋼は種類によって比重の値が違う点に注意しましょう。
sus316、sus304の特徴など下記も参考になります。
sus316の成分は?種類、sus304との違い、jisとの関係
sus304の比重は7.93|密度g/cm3と鉄・鋼との違いを比較
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
建築士試験では、sus316の比重(7.98)がsus304(7.93)や一般鋼(7.85)と異なる点が問われます。
種類ごとの数値の違いを整理しておきましょう。(一級建築士 頻出:SUS316の比重7.98がSUS304(7.93)・一般鋼(7.85)と異なる点が繰り返し出題)