この記事の要点
普通鋼とは一般的な構造用途に使われる鋼材の総称で、ss400・sn400・bcr295などがこれにあたる。
特殊な性能(耐火性など)が付与された特殊鋼と区別して理解しておくことが重要。
この記事では、普通鋼とは何か、特殊鋼とどう違うのか、ステンレス鋼とどう関係するのか、どのような普通鋼があるのかを整理します。
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普通鋼とは、一般的な用途に使う鋼材です。
特殊な用途で使う鋼材を、特殊鋼といいます。
例えば、耐火鋼(耐火性に優れた鋼材)は特殊鋼です。
普通鋼として、ss400やsn400などがあります。
今回は普通鋼の意味、種類、特殊鋼との違い、ss400、合金鋼、ステンレス鋼との関係について説明します。
特殊鋼、耐火鋼の意味は、下記が参考になります。
FR鋼(耐火鋼)とは?特徴・耐火被覆省略の条件と建築基準法での扱い
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普通鋼(とくしゅこう)は、一般的な用途に使う鋼材です。
特殊な用途に使う鋼材を特殊鋼といいます。
一般的な用途とは、「構造物を構成する」などです。
特殊鋼は、構造部材として使えるだけでなく、「特殊な機能(性能)」が付与されます。
耐火鋼は、「耐火性」に特化しています。
特殊鋼の詳細は、下記が参考になります。
普通鋼の種類には、下記があります。
SS400
SN400
SN400
BCR295
SN400やSS400は構造物の梁、BCR295は柱として使います。各鋼材の規格、特徴は上記の記事をご確認ください。
普通鋼と特殊鋼の違いを下記に示します。
普通鋼 ⇒ 一般的な用途に使う鋼材(SS400、SN400など)
特殊鋼 ⇒ 特殊な用途に使う鋼材(耐火鋼など)
ただ、普通鋼と特殊鋼の違いは、JISなどでは特に規定が無いです。特殊鋼の詳細は、下記が参考になります。
Ss400は普通鋼の1つです。Ss400は一般構造用圧延鋼材といいます。小さな鉄骨造の構造部材として使うことが多いです。詳細は下記が参考になります。
炭素以外の元素を添加した鋼を、合金鋼といいます。現在使われる鋼材のほとんどが合金鋼です。合金鋼は、低合金鋼と高合金鋼に分類されます。これらは元素の添加量の違いです。下記の記事も参考になります。
軟鋼(なんこう)とは?硬鋼との違い・炭素量・引張強さ490N/mm²未満の鋼材
ステンレス鋼は、耐食性を付与した鋼材です。ステンレス鋼は、特殊鋼の1つです。ステンレス鋼の詳細は、下記が参考になります。
ステンレス鋼とは?1分でわかる意味、特徴、線膨張係数、降伏点、引張
混同しやすい用語
特殊鋼
耐火鋼など特殊な性能が付与された鋼材。
普通鋼とは異なり、JIS等での明確な区別規定はないが、用途に応じた特性が加えられた点で区別される。
合金鋼
炭素以外の元素を添加した鋼。
現在の鋼材のほとんどが合金鋼であり、普通鋼を含む概念であるため、普通鋼の対義語ではない。
普通鋼を整理した表を示します。
| 鋼材名 | 分類 | 主な用途 |
|---|---|---|
| SS400 | 普通鋼 | 小規模鉄骨造の構造部材 |
| SN400 | 普通鋼 | 梁・柱などの構造部材 |
| 耐火鋼(FR鋼) | 特殊鋼 | 高温環境下の構造部材 |
今回は普通鋼について説明しました。
意味が理解頂けたと思います。
普通鋼は、一般的な用途に使う鋼材です。
特殊鋼の意味、種類と併せて理解すると、覚えやすいですね。
また、建築の構造部材として多く使う鋼材に「軟鋼」があります。
下記の記事も勉強しましょう。
軟鋼(なんこう)とは?硬鋼との違い・炭素量・引張強さ490N/mm²未満の鋼材
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
建築士試験では普通鋼と特殊鋼の区別、および代表的な普通鋼(SS400・SN400等)の用途が問われます。
ステンレス鋼や耐火鋼が特殊鋼であることも押さえましょう。