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積雪後の降雨を考慮した積雪荷重の計算方法

この記事の要点

積雪荷重の設定が平成31年の1月に変更になりました。

内容は、多雪区域以外の区域(つまり一般区域)で、積雪後の降雨を考慮した積雪荷重の設定です。

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積雪後の降雨を考慮した積雪荷重の設定が変わろうとしています。施行は平成31年の1月です。内容は、多雪区域以外の区域(つまり一般区域)で、積雪後の降雨を考慮した積雪荷重の設定です。今回は、その計算方法を説明し、作成したエクセルファイルを添付しようと思います。


※積雪荷重については、下記が参考になります。

積雪荷重とは?1分で分かる計算方法と地域による違い

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なぜ、降雨を考慮した積雪荷重を考慮するのか?

国土交通省の報告によると、積雪後の降雨により屋根の崩落が多発したそうです。屋根に雪が積もると、雨が流れにくくなります。雪が「受け皿」のような役割をして、雨を溜めるわけです。


積雪した上に、雨が溜まった分の荷重を考慮する必要があります。また、本告示では下記の条件に該当する屋根は、今回の割り増しを考慮します。詳しい規定は国土交通省HPをご覧ください。

1~4の項目は、崩落した屋根に共通した条件です。こういった建物は案外多いように感じます。特に、避難施設にもなりうる体育館では注意したいですね。

降雨を考慮した積雪荷重の計算

降雨を考慮した積雪荷重は、割増し係数を通常の積雪荷重にかけることで反映します。下式をみてください。

αは割増し係数、drは告示で示される数値、μbは屋根形状係数、dは垂直積雪量です。簡単な計算式なので、改めて説明するよりも使い慣れた方が良いでしょう。


実際に、割増し係数が計算できるエクセルファイルをつくりました。下記のリンクから、ご自由にダウンロードください(フリーファイルです。もちろん自己責任でご活用ください。苦情は一切なしでお願いいたします)。

エクセルファイルの使い方

使い方は簡単です。下記の画面があるので、そこに必要な条件を入力するだけです。

降雨後の積雪荷重の求め方


降雨を考慮した積雪荷重

混同しやすい用語

積雪荷重(せきせつかじゅう)

雪の重さによる荷重で、垂直積雪量と単位重量から計算します。降雨を考慮した割増し荷重とは異なります。

降雨を考慮した積雪荷重

積雪後の雨が雪に溜まることで増加する荷重です。通常の積雪荷重に割増し係数αを掛けて計算します。

多雪区域・少雪区域

積雪の多い地域(多雪区域)と少ない地域(少雪区域)の区分です。降雨を考慮した割増しは多雪区域以外が対象です。

試験での問われ方|管理人の一言

積雪後の降雨を考慮した積雪荷重の計算方法に関する問題は建築士試験の構造分野で出題されます。定義と計算の両面から理解しておきましょう。

試験では質量・重量・荷重の単位系(SI単位:kg、N、Pa)と工学単位系(kgf)の変換が問われることがあります。

「1kgf≒9.8N」の換算関係を基本として、面積荷重(N/m2、kN/m2)の意味も整理しましょう。

積雪後の降雨を考慮した積雪荷重を整理した表を示します。

項目内容備考
割増し係数αα=0.7+√(dr/(μb×d))告示の数値drを使用
対象区域多雪区域以外(一般区域)平成31年1月施行
対象建物条件屋根勾配が緩く軽量・大スパン体育館等で特に注意が必要

まとめ

今回は、降雨後の積雪荷重の計算方法について説明しました。エクセルファイルも是非ご活用ください。


詳細は国土交通省のHPが(プレス用の資料)分かりやすかったです。積雪荷重については下記を参考にしてください。

積雪荷重とは?1分で分かる計算方法と地域による違い

垂直積雪量ってなに?垂直積雪量の意味と計算方法

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