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応力割増しとは、存在応力(部材に生じる応力)を割増することです。例えば、長柱は応力割増しを行います。今回は応力割増しの意味、4本柱、冷間成形角形鋼管、耐震壁、ブレースとの関係について説明します。長柱の応力割増し、ブレースの応力割増などは、下記が参考になります。
長柱とは?1分でわかる意味、読み方、短柱との違い、座屈、応力割増
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応力割増しとは、存在応力(部材に生じる応力)を割増することです。割増する理由は色々ありますが、例えば
長柱
4本柱
冷間成形角形鋼管
などが影響します。なお、存在応力の意味は下記が参考になります。
例えば、存在応力が60kNmとします。応力割増し率が1.2のとき、応力割増し後の応力は、
60×1.2=72kNm
です。
構造計算で応力割増しが必要なケースをいくつか紹介します。
鉄骨造の柱に冷間成形角形鋼管を使うことは一般的ですが、応力割増しに注意します。ダイアフラムの形式により応力割増しの割合が変わります。詳細は下記の書籍が参考になります。
冷間成形角形鋼管、ダイアフラムの意味は、下記が参考になります。
ダイアフラムはなぜ必要か?覚えるべきたったの3つの種類と特徴
耐震壁付きのラーメン構造では、耐震壁がほとんどの地震力を負担します。地震時に、ラーメン構造に生じる存在応力は随分小さくなるはずです。
ある階で耐震壁の負担する層せん断力が、当該階の層せん断力の1/2を超える時、ラーメン構造の存在応力に対して応力割増しを行います。規定では、少なくともCo=0.05以上相当の外力をラーメン部分で負担するよう、応力割増し率を設定します。
ブレース構造では、ブレースに生じる存在応力を割増します。詳細は、下記が参考になります。
「応力割増し」とは意味が違いますが、4本柱のように、1本の柱が長期荷重の20%以上を負担する場合、1次設計用地震力を1.25倍します(あるいは45°方向加力)。冗長性のない構造物に対する配慮です。詳細は黄色本に明記有ります。
今回は応力割増しについて説明しました。意味が理解頂けたと思います。応力割増しは、存在応力を割増することです。構造計算では応力割増しを行うことが多いです。どの場面で応力割増しを行うか理解しましょう。詳細は、黄色本に明記されています。是非参考にしてください。
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