この記事の要点
単純梁と両端固定梁の違いを分かりやすく説明します。
単純梁と両端固定梁は、建物の構造計算でもよく扱います。
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単純梁と両端固定梁の違いは大切です。単純梁と両端固定梁は、建物の構造計算でもよく扱います。両極端な支持条件のため、曲げモーメント、たわみの違いは覚えるべきでしょう。今回は、単純梁お両端固定梁の違い、公式、曲げモーメントとたわみについて説明します。単純梁、両端固定梁の意味は下記が参考になります。
両端固定梁とは?1分でわかる意味、曲げモーメント、たわみ、解き方
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下図をみてください。単純梁と両端固定梁の違いを示します。
単純梁は、支点がピンとローラー支持です。一方、両端固定梁は両端が固定端です。上図の違いにより、曲げモーメントとたわみは下記の違いがあります。
単純梁 ⇒ 両端固定梁に比べて、梁の長さの中央の曲げモーメントが大きい。支点の曲げモーメントがゼロ。
両端固定梁 ⇒ 支点の曲げモーメントが大きく、中央の曲げモーメントが小さい。
単純梁 ⇒ 両端固定梁に比べて、中央のたわみが5倍大きい。
両端固定梁 ⇒ 単純梁に比べて中央のたわみが1/5。
単純梁と両端固定梁の公式(曲げモーメント、たわみ)を下記に示します。
単純梁(スパン中央値) M=wL^2/8
両端固定梁(スパン中央値) M=wL^2/24
両端固定梁(支点の値) M=wL^2/12
単純梁(スパン中央) δ=5wL^4/384EI
両端固定梁(スパン中央) δ=wL^4/384
単純梁(スパン中央値) M=PL/4
両端固定梁(スパン中央、支点) M=PL/8
単純梁(スパン中央) δ=PL^3/48EI
両端固定梁(スパン中央) δ=PL^3/192
各曲げモーメント、たわみの計算方法は、下記が参考になります。
両端固定梁とは?1分でわかる意味、曲げモーメント、たわみ、解き方
混同しやすい用語
ひずみ
ひずみは断面内の変形の割合で、たわみは部材全体の変位量です。両者は関連しますが、使う式と意味が異なります。
変位
変位は構造物全体の位置変化を指し、たわみは梁などの部材が曲がる方向(鉛直)の変位です。
せん断力
せん断力は部材断面を横にずらす力で、曲げモーメントは断面を曲げる力のモーメントです。両者は断面力図(SFD・BMD)で表します。
単純梁と両端固定梁の違いを整理した表を示します。
| 項目 | 単純梁 | 両端固定梁 |
|---|---|---|
| 支持条件 | ピン+ローラー | 両端固定端 |
| 中央曲げM(等分布荷重) | wL2/8 | wL2/24 |
| 中央たわみ(等分布荷重) | 5wL?/384EI | wL?/384EI(1/5) |
今回は単純梁と両端固定梁の違いについて説明しました。意味が理解頂けたと思います。単純梁と両端固定梁は、支持条件が両極端です。曲げモーメント、たわみが、どう違うのか理解しましょう。構造計算では、単純梁と両端固定梁をよく扱います。是非覚えてくださいね。下記も参考になります。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
単純梁と両端固定梁の違いは?に関する問題は建築士試験の構造分野で出題されます。定義と計算の両面から理解しておきましょう。
試験ではたわみの公式・許容たわみ(L/300程度)・梁の支持条件との関係が問われます。
スパンの影響が大きい(L?に比例)点を押さえ、断面二次モーメントや弾性係数との関係から定性的に理解しましょう。