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長期許容引張応力度とは、長期荷重作用時に部材が許容可能な引張応力度です。例えば、ある部材の長期許容引張応力度=100N/m㎡の場合、部材に生じる引張応力度が100N/m㎡未満であれば「部材の構造性能について、当該応力による影響はない」と判断できます。今回は、長期許容引張応力度の意味、木、鉄筋コンクリート、鋼材の値と一覧、短期許容引張応力度との違いについて説明します。許容引張応力度の詳細は下記が参考になります。
許容引張応力度とは?1分でわかる意味、求め方、鉄筋の値、ss400の値
短期許容引張応力度とは?1分でわかる意味、木、鉄筋コンクリート、鋼材の値と一覧、長期許容引張応力度との違いは?
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長期許容引張応力度とは、長期荷重作用時に部材が許容可能な引張応力度です。例えば下記の条件であれば、引張応力度よりも許容引張応力度の方が大きな値なので「当該応力による構造性能への影響はない」と言えます。
・長期許容引張応力度=100N/m㎡
・長期荷重作用時の引張応力度=90N/m㎡
なお、長期許容引張応力度は材料(木、RC、鋼材)などの種類に応じて変わります。許容引張応力度の意味は下記をご覧ください。
許容引張応力度とは?1分でわかる意味、求め方、鉄筋の値、ss400の値
短期許容引張応力度とは?1分でわかる意味、木、鉄筋コンクリート、鋼材の値と一覧、長期許容引張応力度との違いは?
木、鉄筋コンクリート、鋼材の長期許容引張応力度の値と一覧を下表に示します。※Ftは引張、Fcは圧縮、Fbは曲げ、Fsはせん断の材料強度です。
【表 木材の許容引張応力度(繊維方向)】
【表 鉄筋コンクリートの許容引張応力度】
長期 | 短期 | |||||
圧縮 | 引張 | せん断 | 圧縮 | 引張 | せん断 | |
普通コンクリート | 1/3Fc | - | 1/30Fcかつ(0.49+1/100Fc)以下 | 長期に対する値の2倍 | - | 長期に対する値の1.5倍 |
【表 鋼材の許容引張応力度(※曲げ、圧縮時の許容応力度は座屈を考慮して算定する)】
許容曲げ応力度とは?1分でわかる意味、fbの計算式、ss400の値
許容圧縮応力度とは?1分でわかる意味、求め方、鋼材の値、コンクリートの値
長期許容引張応力度と短期許容引張応力度との違いを下記に示します。
・長期許容引張応力度 ⇒ 長期荷重作用時における部材が許容できる引張応力度
・短期許容引張応力度 ⇒ 短期荷重作用時における部材が許容できる引張応力度
短期許容引張応力度の詳細は下記をご覧ください。
短期許容引張応力度とは?1分でわかる意味、木、鉄筋コンクリート、鋼材の値と一覧、長期許容引張応力度との違いは?
今回は長期許容引張応力度について説明しました。長期許容引張応力度とは、長期荷重作用時における部材が許容可能な引張応力度です。許容引張応力度の意味、短期許容引張応力度との違いなど下記も勉強しましょう。
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