この記事の要点
屋根勾配は1寸、3寸または1/10や3/10と表記します。
ただ、一般の方は「角度」の方が慣れていますよね。
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屋根勾配は1寸、3寸または1/10や3/10と表記します。
ただ、一般の方は「角度」の方が慣れていますよね。
屋根勾配の1寸や1/10は角度に換算(計算)できます。
また、片流れ屋根の長さを計算するとき、勾配の係数を覚えると簡単です。
屋根勾配の長さ=水平距離×勾配の係数で計算できます。
今回は屋根勾配の計算方法、勾配係数と角度の一覧、1寸、4寸との関係について説明します。
屋根勾配、勾配の計算は下記も参考になります。
屋根勾配とは?意味・計算式と角度の換算・3寸勾配の傾きと屋根材別の最低勾配
勾配の計算方法とは?1/100・パーセント・単位の関係をわかりやすく解説
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屋根勾配は「1寸」や「1/10」で表記することが多いです。ただ、一般の方は5度のように「角度」で表した方が分かりやすいですね。屋根勾配の分数表記を角度に直す計算式を、下記に示します。
θ=Atan(a/b)×180/π
aは勾配の水平距離
bは勾配の高さ(高低差)
です。上式に代入すれば角度に変換できます。詳細は下記も参考になります。
勾配の計算方法とは?1/100・パーセント・単位の関係をわかりやすく解説
屋根勾配とは?意味・計算式と角度の換算・3寸勾配の傾きと屋根材別の最低勾配
また、片流れ屋根の屋根勾配の長さは、勾配の係数を覚えておくと計算が簡単です。下図をみてください。屋根勾配の長さLと水平距離Bの比率(または長さ)が分かっている場合、屋根勾配の係数αは、
α=L/B
です。
例えばα=1.05、水平距離3000mmとすれば、屋根勾配の長さ=3000×1.05=3150mmと計算できます。
屋根勾配としてよく使う1~10寸勾配の係数を下記に示します。
1寸 ⇒ 1.005
2寸 ⇒ 1.020
3寸 ⇒ 1.044
4寸 ⇒ 1.077
5寸 ⇒ 1.118
6寸 ⇒ 1.166
7寸 ⇒ 1.221
8寸 ⇒ 1.281
9寸 ⇒ 1.345
10寸 ⇒ 1.414
上記を暗記、メモすると簡単に屋根勾配の長さが計算できますね。下記も参考にしてください。
2寸勾配の角度は?1分でわかる値、計算方法、6寸勾配の角度、30度の勾配は何寸?
3寸勾配の角度は?1分でわかる値、計算方法、4寸、6寸勾配の角度、折板屋根勾配との関係
屋根勾配の角度の一覧を下表に示します。また、屋根勾配の寸や1/10と度の関係、屋根勾配の係数との対応が分かります。
勾配の角度表は?1分でわかる角度表、勾配との関係、屋根勾配3/100の角度
上表より、屋根勾配の1寸、4寸の角度は5.711度、21.8度です。また、屋根勾配の係数は1.005、1.077です。屋根勾配1/10を角度に変換する計算は面倒です。対応表を持っていた方が便利です。
混同しやすい用語
勾配係数
屋根勾配の斜辺の長さを水平距離で割った値です。
「屋根勾配そのもの(1/10など)」とは異なり、実際の屋根の斜辺長さを計算するときに用います。
勾配の角度(度数表記)
屋根勾配を「30度」のように角度で表したもので、一般的な感覚には近いですが、建築では「1/10」や「3寸」など分数・寸表記が主に使われます。
計算にはAtanを使います。
屋根勾配の計算方法を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 角度への換算 | θ=Atan(高さ÷水平距離)×180/π | 分数表記から度数へ変換 |
| 勾配係数 | 斜辺長さ÷水平距離(例:4寸=1.077) | 屋根の実長さ計算に使用 |
| 表記方法 | 寸表記(3寸)・分数表記(3/10)・度数表記 | 建築では寸・分数が主流 |
今回は屋根勾配の計算について説明しました。屋根勾配1/10などの角度への計算方法、屋根勾配の長さの計算が理解頂けたと思います。計算方法を理解した後は、一覧表などをみて角度と1/10などの対応を調べましょう。下記も参考してくださいね。
勾配の計算方法とは?1/100・パーセント・単位の関係をわかりやすく解説
屋根勾配とは?意味・計算式と角度の換算・3寸勾配の傾きと屋根材別の最低勾配
勾配の角度表は?1分でわかる角度表、勾配との関係、屋根勾配3/100の角度
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
試験では屋根勾配の計算と勾配係数の関係が問われます。1寸勾配はtan=1/10、4寸勾配はtan=4/10で表します。積雪荷重の勾配係数μb=1−(β÷60)×θでは角度θ(°)が必要なため、勾配から角度への換算も確認しておきましょう。
「4寸勾配は何度か」という問題では arctan(0.4)≒21.8°を求めます。試験では概算値を使うことが多く、よく使う勾配(3/10≒16.7°、4/10≒21.8°)の角度値を覚えておくと計算が速くなります。