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建築では、勾配のついたスロープや屋根、ブレースの長さの、勾配の高さ、傾斜面の長さ、傾斜角を計算します。よって、傾斜の計算は、必ず理解する必要があります。今回は、勾配の高さ、長さ、傾斜の角度の計算法について説明します。※建築では、数学を使うことも多いです。特に、三角関数は必須なので覚えてくださいね。下記が参考になります。
建築で数学は必要?現役設計者が教える必要な公式、範囲、物理との関係
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傾斜の計算は、三角関数を理解していれば簡単です。下図をみてください。底辺の長さa、高さb、斜辺の長さcの三角形があります。
このとき、a、b、cは下記の関係があります。
上記を三平方の定理、ピタゴラスの定理といいます。また、2つの値を二乗して足し合わせ、ルート(平方根)した値を、「二乗和の平方根」といいます。下記が参考になります。
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二乗和の平方根とは?1分でわかる意味、計算、使い方、三平方の定理との関係
上記より、三角形の斜辺の長さは、底辺と高さがわかれば計算できます。
次に勾配の角度を計算します。底辺aと高さb、角度θの関係は下記です。
なお、上記の値はラジアン表記なので、馴染みのある度で知りたいときは下式で計算します。
Atanはtanの逆数です。180/3.14は、概ね「60」です。概算的には、ラジアンの値に60を掛ければ算定できますね。
※ラジアンについては、下記が参考になります。
ラジアンから角度への変換は?1分でわかる求め方、式、計算ツール
具体的に勾配の高さと、斜辺の長さを計算しましょう。下図に斜辺の長さと底辺の長さが分かる三角形があります。この勾配の高さを計算してください。
斜辺が6.0m、底辺が5.0mです。三平方の定理を、高さを求める式に変換します。
c=6.0m、a=5.0mなので、
です。※勾配については、下記も参考になります。
勾配の計算は?1分でわかる意味、単位、パーセント、1/100、20パーセントの関係
次に傾斜の角度を計算します。角度はラジアンでなく、度表示としてください。勾配の条件は下図とします。
底辺a=5.0m
勾配の高さb=3.3m
です。電卓やエクセルは、ラジアンの結果です。度表示したいときは、「180/π」をかけてくださいね。下記も参考になります。
ラジアンから角度への変換は?1分でわかる求め方、式、計算ツール
今回は傾斜の計算について説明しました。意味が理解頂けたと思います。建築では、傾斜角の計算、斜辺の長さなど、三角関数を使う機会が多いです。構造では、ブレース(筋交い)の長さを計算するときなどに使います。必ず使う計算式なので、是非覚えてくださいね。下記も合わせて学習しましょう。
勾配の計算は?1分でわかる意味、単位、パーセント、1/100、20パーセントの関係
勾配と分数の表記は?1分でわかる意味、スロープ勾配の計算、パーセントとの関係
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