建築学生が学ぶ構造力学

  1. HOME > 構造計算の基礎 > 傾斜の計算とは?1分でわかる意味、勾配の高さ、長さ、角度の計算

傾斜の計算とは?1分でわかる意味、勾配の高さ、長さ、角度の計算

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)


建築では、勾配のついたスロープや屋根、ブレースの長さの、勾配の高さ、傾斜面の長さ、傾斜角を計算します。よって、傾斜の計算は、必ず理解する必要があります。今回は、勾配の高さ、長さ、傾斜の角度の計算法について説明します。※建築では、数学を使うことも多いです。特に、三角関数は必須なので覚えてくださいね。下記が参考になります。

建築で数学は必要?現役設計者が教える必要な公式、範囲、物理との関係

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

LINEで質問したい方はこちら ⇒ 【好評】管理人にLINEで質問してみよう

傾斜の計算とは?

傾斜の計算は、三角関数を理解していれば簡単です。下図をみてください。底辺の長さa、高さb、斜辺の長さcの三角形があります。

傾斜と三角形


このとき、a、b、cは下記の関係があります。


上記を三平方の定理、ピタゴラスの定理といいます。また、2つの値を二乗して足し合わせ、ルート(平方根)した値を、「二乗和の平方根」といいます。下記が参考になります。

ピタゴラスの定理とは?1分でわかる意味、証明、3:4:5の関係、三平方の定理との違い

二乗和の平方根とは?1分でわかる意味、計算、使い方、三平方の定理との関係


上記より、三角形の斜辺の長さは、底辺と高さがわかれば計算できます。


次に勾配の角度を計算します。底辺aと高さb、角度θの関係は下記です。


なお、上記の値はラジアン表記なので、馴染みのある度で知りたいときは下式で計算します。


Atanはtanの逆数です。180/3.14は、概ね「60」です。概算的には、ラジアンの値に60を掛ければ算定できますね。


※ラジアンについては、下記が参考になります。

ラジアンから角度への変換は?1分でわかる求め方、式、計算ツール

勾配の高さと、斜辺の長さの計算

具体的に勾配の高さと、斜辺の長さを計算しましょう。下図に斜辺の長さと底辺の長さが分かる三角形があります。この勾配の高さを計算してください。

勾配の高さの計算

斜辺が6.0m、底辺が5.0mです。三平方の定理を、高さを求める式に変換します。


c=6.0m、a=5.0mなので、

です。※勾配については、下記も参考になります。

勾配の計算は?1分でわかる意味、単位、パーセント、1/100、20パーセントの関係

傾斜の角度の計算

次に傾斜の角度を計算します。角度はラジアンでなく、度表示としてください。勾配の条件は下図とします。

傾斜の角度

底辺a=5.0m

勾配の高さb=3.3m

です。電卓やエクセルは、ラジアンの結果です。度表示したいときは、「180/π」をかけてくださいね。下記も参考になります。

ラジアンから角度への変換は?1分でわかる求め方、式、計算ツール

まとめ

今回は傾斜の計算について説明しました。意味が理解頂けたと思います。建築では、傾斜角の計算、斜辺の長さなど、三角関数を使う機会が多いです。構造では、ブレース(筋交い)の長さを計算するときなどに使います。必ず使う計算式なので、是非覚えてくださいね。下記も合わせて学習しましょう。

勾配の計算は?1分でわかる意味、単位、パーセント、1/100、20パーセントの関係

勾配と分数の表記は?1分でわかる意味、スロープ勾配の計算、パーセントとの関係

勾配の1/50とは?1分でわかる意味、1/100、1/12、1:2の角度と計算方法

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)


▼スポンサーリンク▼

▼【好評!】管理人おすすめ▼

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

noteで学ぶ建築士試験の構造

ゼロから建築士試験の構造を勉強しよう~!

ゼロから学ぶ建築士試験の構造

【好評】LINEで質問!

管理人に質問してみる?

友だち追加

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

【初回資料が今だけ無料!】1日約13円で情報をアップデート!

有料メルマガを無料で見てみませんか?⇒ 忙しい社会人、学生のためのビルディング・アップデート

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

更新情報

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

▼【好評!】管理人おすすめ▼

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 構造計算の基礎 > 傾斜の計算とは?1分でわかる意味、勾配の高さ、長さ、角度の計算
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. 限定メルマガ
  4. わかる建築構造の用語集・図解集
  5. 1頁10円!PDF版の学習記事