建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME > 構造計算の基礎 > 屋根勾配と高さの計算|勾配係数一覧・片流れ屋根の求め方

屋根勾配と高さの計算|勾配係数一覧・片流れ屋根の求め方

この記事の要点

屋根勾配は水平距離と高さ(高低差)の関係から計算できます。

屋根勾配は分数表記、寸表記、度数表記があります。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット


屋根勾配は水平距離と高さ(高低差)の関係から計算できます。

屋根勾配は分数表記、寸表記、度数表記があります。

屋根勾配を表すときは、分数表記と寸表記が一般的です。

例えば、水平距離が10mで高さが1mのとき、屋根勾配は1/10です。

これを1寸と表記します。

屋根勾配と水平距離が分かれば、高さの計算も可能です。


今回は屋根勾配と高さの計算、片流れの屋根との関係、勾配係数の一覧について説明します。屋根勾配の計算、意味は下記が参考になります。

屋根勾配とは?意味・計算式と角度の換算・3寸勾配の傾きと屋根材別の最低勾配

屋根勾配の計算方法は?1分でわかる計算、勾配係数と角度の一覧、1寸、4寸との関係

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

屋根勾配と高さの計算は?

屋根勾配は水平距離と高さ(高低差)の関係から計算できます。下図をみてください。水平距離が10mで、高さが1mです。屋根勾配を分数表記するとき「1/10」と書きます。分母が水平距離、分子が高さです。また「1/10=1寸」です。


図 屋根勾配と高さの計算


計算式で表すと、


屋根勾配=1/(水平距離÷高さ)


です。屋根勾配と水平距離が既知のとき、屋根勾配の高さは下式で計算します。


屋根勾配の高さ=屋根勾配×水平距離

片流れの屋根勾配と高さの関係

また、上図のように片方向だけに傾斜(傾き)のある屋根を、片流れ屋根といいます。勾配の計算、単位は下記も参考になります。

勾配の計算方法とは?1/100・パーセント・単位の関係をわかりやすく解説

勾配と分数の表記は?1分でわかる意味、スロープ勾配の計算、パーセントとの関係


下図のように、水平距離を10mのまま高さを1m⇒2m⇒3mと変化させます。屋根勾配1/10よりも2/10、3/10の方が、勾配が急になります。


図 屋根勾配と高さの変化

屋根勾配と勾配係数の一覧

屋根勾配長さを水平距離で割った値を勾配係数といいます。勾配係数を使えば、簡単に屋根勾配の長さが計算できます。


屋根勾配の長さ(勾配の斜辺の長さ)=勾配係数×水平距離


屋根勾配と高さ、角度、勾配係数を下表に示します。


勾配の角度表1


勾配の角度表2

勾配の角度表3

勾配の角度表4

混同しやすい用語

勾配係数

屋根の斜辺長さを水平距離で割った値で、屋根勾配(1/10など)そのものとは異なります。

屋根の実際の斜辺長さを求めるときに勾配係数を使います。

片流れ屋根

片方向にだけ傾斜する屋根の形式です。

屋根勾配の計算では水平距離と高さの関係を使いますが、片流れ屋根か切妻屋根かで高さの計算方法が変わります。

屋根勾配と高さの計算を整理した表を示します。

項目内容備考
屋根勾配の定義高さ÷水平距離(例:1/10=1寸)分数で表記するのが一般的
高さの計算高さ=屋根勾配×水平距離勾配と水平距離から算出
勾配係数斜辺長さ÷水平距離(例:1寸=1.005)屋根の実長さ計算に使用

まとめ

今回は、屋根勾配と高さの計算について説明しました。

屋根勾配と高さの関係、計算方法が理解頂けたと思います。

屋根勾配は、水平距離と高さの関係です。

屋根勾配=1/(水平距離÷高さ)です。

勾配の計算と角度の関係、計算も勉強しましょう。

下記が参考になります。

勾配の計算方法とは?1/100・パーセント・単位の関係をわかりやすく解説

屋根勾配の計算方法は?1分でわかる計算、勾配係数と角度の一覧、1寸、4寸との関係

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

理解度チェック

Q.

屋根勾配と高さの関係は?

答えを見る

屋根勾配は高さ÷水平距離で表し、分母が水平距離・分子が高さです(例:水平距離10m・高さ1mで1/10=1寸)。屋根勾配=1/(水平距離÷高さ)とも書けます。

Q.

屋根勾配と水平距離から高さを求めるには?

答えを見る

屋根勾配の高さ=屋根勾配×水平距離 で計算します。水平距離10mで高さを1m→2m→3mと変えると、1/10より2/10・3/10の方が勾配が急になります。

Q.

勾配係数とは何ですか?

答えを見る

屋根勾配の斜辺長さを水平距離で割った値で、屋根の実際の斜辺長さ=勾配係数×水平距離 で求めます(例:1寸=1.005)。屋根勾配(1/10など)そのものとは異なります。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

二級建築士の構造を独学で攻略

・過去問の使い方と勉強法をわかりやすく解説

・まずはこの記事から ⇒  二級建築士の構造の勉強法

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 構造計算の基礎 > 屋根勾配と高さの計算|勾配係数一覧・片流れ屋根の求め方
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. わかる建築構造の用語集・図解集
  4. 1頁10円!PDF版の学習記事