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架台は、設備機器などの重量物を設置する架構を意味します。※架構については下記の記事が参考になります。
架構とは?1分でわかる架構の意味、読み方、種類、ラーメン架構
設備機器とは、例えば給水用水槽、キュービクルなどです。設備機器を設置するため、独立した架台をつくる場合もあります。今回は、そんな架台の意味、ラックと架台の違い、架台工事と設備架台について説明します。
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架台(かだい)とは、設備機器などの重量物を設置する架構です。下図をみてください。これが架台(一例を示す)です。
架台は、設備機器を設置する場合がほとんどです。また、大型看板を支えるため架台を組むこともあります。
普通、「架台」というと鉄骨造のラーメン架構を意味します。RC造の床や梁上に設備機器を設置することもありますが、これは架台とはいいません。「設備基礎」ということが多いです。
架台は、屋根又は屋上の設置や、工作物として独立した架台を設置することもあります。独立した架台は、一定の規模を満たすと建築基準法に基づく確認申請が必要です。
設備機器を支える架台を「設備架台」または単に「架台」といいます。
設備機器の中には、防災上重要なものがあります。例えば、地震時に建物の電気設備がやられたバックアップとしての非常用電源です。
実際、私が過去に非常用電源機器の架台を設計したことがあります。地震時に、非常用電源が壊れては意味がありません。よって架台の設計は、普通の建物以上の重要度係数を考慮します。
※重要度係数については、下記が参考になります。
「架台」ときくと、単なる工作物のイメージが強いですが、場合によっては建物と同程度の設計を求められます。
架台と似た用語で「ラック」があります。ラックとは、架台よりも軽微な架構です。例えば設備機器に必要な「配管」を支える架構を「ラック」といいます。
配管を支える架構を、単にラック又は配管ラックといいます。
今回は架台について説明しました。実務を始めた方は「架台とは?」と悩むかもしれません。明確な定義は無いのですが、今回の内容を覚えておけば実務上、問題ないでしょう。また、独立した架台は建物と同程度の設計が求められること、確認申請が必要なケースがあることも覚えてくださいね。
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