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準不燃材料とは、火熱開始後10分間は、燃焼など生じない材料のことです。似た用語に、難燃材料と不燃材料です。準不燃材料は、難燃材料と不燃材料の中間的な性能を持ちます。今回は準不燃材料の意味、読み方、種類、告示との関係について説明します。
不燃材料、難燃材料の意味は下記の記事が参考になります。
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準不燃材料とは、火熱開始後10分間は、燃焼など生じない材料のことです。建築基準法施行令1条五号に規定されます。具体的には、下記の性能を10分間満足する必要があります。
・燃焼しない
・防火上有害な変形、溶融、き裂その他損傷を生じない
・避難上有害な煙またはガスを発生しない
また、難燃材料と不燃材料の違いは、上記の性能を満足する「継続時間」です。準不燃材料は、10分間ですが、難燃材料は5分間、不燃材料は20分間、所定の性能を満足させます。
※不燃材料、難燃材料の特徴は下記の記事が参考になります。
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難燃材料とは?1分でわかる意味、不燃材料、準不燃材料との違い、種類、読み方、告示
準不燃材料は「じゅんふねんざいりょう」と読みます。関係する用語の読み方は、下記です。
不燃材料 ⇒ ふねんざいりょう
難燃材料 ⇒ なんねんざいりょう
準不燃材料の種類は、告示1401号に規定されます。下記に示します。
・不燃材料のうち通常の火災による火熱が加えられた場合、加熱開始後20分間108条の2各号に掲げる要件を満たすもの
・厚さが9mm以上のせっこうボード(ボード用原紙の厚さが0.6mm以下のもの)
・厚さが15mm以上の木毛版セメント
・厚さが9mm以上の硬質木片セメント版(かさ比重が0.9以上のものに限る)
・厚さが30mm以上の木片セメント版(かさ比重が0.5以上のものに限る)
・厚さが6mm以上のパルプセメント版
上記が、準不燃材料として認められます。準不燃材料の上位材料である不燃材料も、当然、「準不燃材料」の性能を満足します。
今回は準不燃材料について説明しました。意味が理解頂けたと思います。準不燃材料は、火熱に対して10分間、燃焼など生じない材料のことです。似た用語に、不燃材料と難燃材料があります。両者の違いも覚えてくださいね。下記の記事も参考になります。
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