この記事の要点
難燃材料とは、火熱が加えられた際に加熱開始後5分間、燃焼・損傷・有害ガス発生が生じない材料で、建築基準法施行令第1条第六号に規定されます。
難燃材料は不燃材料(20分)・準不燃材料(10分)より耐火性能が低く、3段階の中で最もグレードの低い材料ですが、天井・内装仕上げなど多くの用途で使用されます。
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難燃材料とは、通常の火災による火熱が加えられた場合、加熱開始後5分間、所定の性能を満たすもの(5分間、火熱に耐える)です。今回は難燃材料の意味、不燃材料、準不燃材料との違い、難燃材料と告示の関係などについて説明します。
不燃材料の意味は、下記が参考になります。
不燃とは?1分でわかる意味、不燃性能、不燃と準不燃、難燃の違い
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難燃材料とは、加熱して5分間は、「燃焼など」に耐える材料のことです。建築基準法施行令1条六号に規定されます。似た用語で、準不燃材料、不燃材料があります。3つの中で、最も火熱に耐えられる時間が短いです。※不燃材料の意味は、下記の記事が参考になります。
不燃とは?1分でわかる意味、不燃性能、不燃と準不燃、難燃の違い
難燃材料より準不燃材料、準不燃材料より不燃材料の方が、より上位の材料と覚えてくださいね。
「燃焼などに耐える」とは、具体的には下記です。
・燃焼しない
・防火上有害な変形、溶融、き裂その他の損傷を生じない
・避難上有害な煙またはガスを発生しない
難燃材料は、「なんねんんざいりょう」と読みます。その他、関係する用語の読み方を下記に示します。
不燃材料 ⇒ ふねんざいりょう
準不燃材料 ⇒ じゅんふねんざいりょう
※準不燃材料の意味、特徴は下記が参考になります。
準不燃材料とは?1分でわかる意味、読み方、種類、告示との関係
難燃材料と不燃材料、準不燃材料の違いは下記です。
難燃材料 ⇒ 5分間、燃焼など生じないこと
準不燃材料 ⇒ 10分間、燃焼など生じないこと
不燃材料 ⇒ 20分間、燃焼など生じないこと
難燃材料が、最もグレードの低い材料でが、不燃材料が最もグレードが高いです。よって、不燃材料は20分間も燃焼などに耐えます。※不燃材料、準不燃材料の意味、特徴は下記が参考になります。
不燃とは?1分でわかる意味、不燃性能、不燃と準不燃、難燃の違い
準不燃材料とは?1分でわかる意味、読み方、種類、告示との関係
要するに、燃焼などに耐える時間の長さが違うと覚えてくださいね。
難燃材料は、告示により下記の種類があります。
・準不燃材料のうち通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後10分間令108条の2各号に掲げる要件を満たしたもの
・難燃合板で厚さが5.5mm以上のもの
・厚さが7mm以上のせっこうボード(ボード用原紙の厚さが0.5mm以下のものに限る)
難燃材料の定義は、告示第1402号に規定されます(具体的な内容は上記に示しました)。
混同しやすい用語
難燃材料(なんねんざいりょう)
加熱開始後5分間、燃焼・有害変形・有害ガスの発生が生じない材料で、3種類の防火材料の中で最もグレードが低いです。告示第1402号に規定されます。
準不燃材料・不燃材料と比べると耐火時間が短く、使用可能な部位が限られますが、内装仕上げ材として広く用いられています。
準不燃材料(じゅんふねんざいりょう)
加熱開始後10分間、難燃材料と同じ性能を維持するもので、難燃材料より上位の材料です。石膏ボード(厚さ9mm以上)などが代表例です。
難燃材料との違いは耐火時間(5分か10分か)であり、不燃材料(20分)より下位です。「難燃<準不燃<不燃」の順を覚えましょう。
難燃材料を整理した表を示します。
| 区分 | 耐火時間 | 法令根拠 |
|---|---|---|
| 難燃材料 | 5分間 | 建築基準法施行令1条六号 |
| 準不燃材料 | 10分間 | 建築基準法施行令1条五号 |
| 不燃材料 | 20分間 | 建築基準法施行令1条四号 |
今回は難燃材料について説明しました。意味が理解頂けたと思います。難燃材料は、火熱が加えられた際、5分間は燃焼などしない材料のことです。難燃材料に求められる性能を理解しましょう。不燃材料の意味も、併せて勉強してくださいね。
不燃とは?1分でわかる意味、不燃性能、不燃と準不燃、難燃の違い
準不燃材料とは?1分でわかる意味、読み方、種類、告示との関係
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
建築士試験では、難燃・準不燃・不燃それぞれの耐火時間(5分・10分・20分)の組み合わせを問う問題が頻出で、時間の数値を逆に覚えてしまうミスが多いです。
「難燃(5分)→準不燃(10分)→不燃(20分)」と、グレードが上がるほど時間が2倍になる関係を覚えるとスムーズです。