この記事の要点
圧延(あつえん)とは熱した鋼をロールに通して圧力を加え、H形鋼や溝形鋼などの所定の形状に仕上げる加工工程です。
熱間圧延(800℃以上の高温で実施)と冷間圧延(常温で実施)の2種類があり、製鉄・製鋼工程の後の最終工程として位置づけられます。
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圧延とは、熱した鋼を回転するロールに通し、圧力を加えて所定の形状にすることです。ロールとは、回転する車輪のような見た目で、これが鋼を回転しながら圧力を加えます。鋼材は、必ず「圧延」を行います。今回は圧延の意味、ロールとの関係、圧延の読み方、圧延工程との関係について説明します。※鉄や鋼を製造する機械に高炉、転炉があります。下記も併せて参考にしてください。
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圧延とは、熱した鋼を回転するロールに通し、所定の形状にすることです。鋼材には色々な形があります。この形状をつくる工程が、圧延です。熱した鋼を、ロールに通します。ロールは回転し、鋼を圧しながら延ばします。ロールを水平、縦に設置し、色々な形鋼がつくれます。※形鋼の意味は、下記が参考になります。
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ロールは圧延に必要な器具です。下図を見てください。四角形の鋼材を上下から挟んで回転させると、「にゅ~」と伸びて、板厚が薄くなりますよね。ロールを水平、縦方向に設置すれば、H鋼の形につくれます。※H形鋼の意味は、下記が参考になります。
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ロールについては、下記も参考になります。
圧延は「あつえん」と読みます。関係する用語の読み方を下記に示します。
圧延工程 ⇒ あつえんこうてい
熱間圧延 ⇒ ねつかんあつえん
冷間圧延 ⇒ れいかんあつえん
熱間圧延は、鋼を800℃以上の高温で圧延し、所定の形状に仕上げる方法です。熱間圧延は一般的な圧延方法です。冷間圧延は、鋼を常温のまま圧延する方法です。薄板を曲げるとき、冷間圧延を行います。厚板は、常温で曲げにくいので熱間圧延とします。
鋼材の製造プロセスには下記の3つがあります。
製鉄工程
製鋼工程
圧延工程
製鉄工程では、鉄鉱石などから鉄を取り出す工程です。製鋼工程は、鉄を鋼にする工程です。製鉄、製鋼工程は、下記も参考になります。
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製鋼工程では、スラブ、ブルーム、ビレットと呼ばれる「鋼片」が製作されます。これは、長方形の形状で、H形鋼や溝形鋼のような厚み、形状を持ちません。よって、圧延を行い所定の形状とします。これが圧延工程です。
混同しやすい用語
熱間圧延と冷間圧延
熱間圧延は鋼を800℃以上の高温に加熱してロールで成形し、H形鋼などの厚板・形鋼に用います。
圧延が「加熱して成形する」一般的な方法であるのに対して、冷間圧延は常温で薄板を曲げ加工する方法であり、仕上がり精度や用途が異なります。
圧延を整理した表を示します。
| 種類 | 温度条件 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 熱間圧延 | 800℃以上 | H形鋼など厚板・形鋼 |
| 冷間圧延 | 常温 | 薄板の曲げ加工 |
| 圧延工程 | 製鋼後 | 鋼片を所定形状に成形 |
今回は圧延について説明しました。意味が理解頂けたと思います。圧延は、熱した鋼をロールに通し、圧して所定の形状にすることです。私たちがH形鋼、溝形鋼と呼ぶ形鋼は、圧延が行われています。圧延には2種類あることも覚えてくださいね。また、高炉、電炉の意味も理解しましょう。下記が参考になります。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
圧延は「鋼材の製造工程」として問われることが多く、製鉄→製鋼→圧延という3段階の流れを押さえておきましょう。
熱間圧延と冷間圧延の違い(温度・用途)は比較問題で出やすいです。熱間が一般的な形鋼製造方法と覚えておきましょう。
ロールは圧延を行う器具で、水平・縦方向の設置でH形鋼などを製作できる、という仕組みも覚えておくと理解が深まります。