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標準ボルト張力とは、高力ボルトの締め付けによる導入張力と考えてください。高力ボルトを締め付けるとき、標準ボルト張力を目標として導入張力を設定します。標準ボルト張力は、設計ボルト張力を1.1倍した値です。今回は、標準ボルト張力の意味、規格、f8tの値、設計ボルト張力との違いについて説明します。
※高力ボルト、設計ボルト張力の詳細は、下記が参考になります。
設計ボルト張力とは?1分でわかる意味、計算、標準ボルト張力、高力ボルトの関係
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標準ボルト張力とは、
した値です。
高力ボルト接合は、高力ボルトに張力を導入し、接合面の摩擦力で抵抗します。これを摩擦接合といいます。摩擦接合は安定した接合部ですが、所定の張力が必要です。導入した張力が、せん断耐力、引張耐力に影響するので、安定して張力を導入すべきです。※摩擦接合は、下記が参考になります。
設計ボルト張力は、接合部のせん断耐力、引張耐力の規準となる値です。この張力を確保するため、設計ボルト張力を1.1倍した値を導入張力とします。これが標準ボルト張力です。
※設計ボルト張力は、下記が参考になります。
設計ボルト張力とは?1分でわかる意味、計算、標準ボルト張力、高力ボルトの関係
標準ボルト張力はf10tとf8tで値が変わります(f8tの方が小さい値)。標準ボルト張力とボルトの呼び径の規格を整理しました。
※F8T、F10Tについては、下記が参考になります。
溶融亜鉛メッキ高力ボルトとは?1分でわかる意味、規格、f10tとの違い
F10tの各呼び径に応じた、標準ボルト張力は下記です。
設計ボルト張力を1.1倍すると、標準ボルト張力になるとわかりますね。
F8tの各呼び径に応じた、標準ボルト張力は下記です。
標準ボルト張力と設計ボルト張力の違いを下記に整理しました。
標準ボルト張力 ⇒ 実際の導入張力が、設計ボルト張力を満足するよう、設計ボルト張力を1.1倍した値
設計ボルト張力 ⇒ 高力ボルトの設計せん断耐力、許容引張耐力などの基準となる値
設計ボルト張力の詳細は、下記が参考になります。
設計ボルト張力とは?1分でわかる意味、計算、標準ボルト張力、高力ボルトの関係
今回は、標準ボルト張力について説明しました。意味が理解頂けたと思います。標準ボルト張力は、高力ボルトの締め付けによる導入張力です。標準ボルト張力を目標に、ボルトをしつけます。また、F10tとf8tで標準ボルト張力の値は違うと考えてください。標準ボルト張力と設計ボルト張力の関係も覚えてくださいね。下記が参考になります。
設計ボルト張力とは?1分でわかる意味、計算、標準ボルト張力、高力ボルトの関係
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