この記事の要点
鋼板(鉄板)の重量は「厚み×縦長さ×横長さ×密度(7.85g/cm3)」で求めます。
単位をcmに統一してから計算し、最後にg→kgへ÷1000で変換します。
たとえばt9mm・1000mm×2000mmの鋼板なら:0.9cm×100cm×200cm×7.85=14,130g=14.13kgです。
現場では厚さ別の単位重量(kg/m²)を使うと計算が速くなります。
t9=70.65kg/m²が代表値です。
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鋼板の重量計算は、厚み×縦長さ×横長さ×7.85g/cm3で計算できます。
鉄と鋼は違う材料ですが、密度は同じです。
よって、鉄板の重量計算も前述の方法と同じです。
今回は、鋼板の重量計算方法、計算ツール、計算式との関係について説明します。
なお、鋼材の重量は、単位重量で示すことも多いです。
単位重量の意味は、下記が参考になります。
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鋼板の重量計算は、厚み×幅×長さ×7.85g/cm3です。下図をみてください。鋼板の重量は、鋼板の体積×密度で計算できます。
計算が面倒な方は、下記の計算ツールをご使用ください。鋼板の厚み、幅、長さを入力すれば、重量を計算できます。これは鋼板1枚当たりの重量なので、複数枚の鋼板の重量を計算したいときは、枚数の数を掛けてくださいね。
また、単位重量の計算も可能です。鋼板の単位重量は、鋼板の断面積×密度で計算できます。単位はkg/mが一般的です。
鋼板の重量、単位重量の単位を、SI単位系で表記したい場合は、gからNへの換算が必要です。例えば、
1000g⇒1.0kg⇒10N
です。上記の関係は、是非覚えてくださいね。SI単位系と工学単位系の関係は、下記も参考になります。
SI単位系とは|7つの基本単位と建築で使う組立単位・変換方法を解説
鋼板の重量計算式を下記に示します。
W=7.85tBL
Wは鋼板の重量、7.85は鋼の密度、tは鋼板の厚み、Bは鋼板の幅、Lは鋼板の長さです。下図に、上記の記号を示します。
鋼板の単位重量の計算式は、
W=7.85tB
です。単位重量の意味は、下記が参考になります。
また、物の重量と体積の関係も是非理解してくださいね。下記が参考になります。
体積と重量の違いは?1分でわかる重量の計算、比重との違い、鉄の重量換算
前述した公式を使って、実際に鋼板の重量を計算しましょう。厚みが10mm、幅と長さは300mmとします。
W=7.85tBL=7.85×1×30×30=7065g
です。計算ツールを使って、確認してみましょう。
混同しやすい用語
質量
質量とは物体そのものの量(kg)で、密度×体積で求めます。
重量は質量に重力加速度を掛けた力の値(N)です。
鋼板の計算では「7.85×体積」で質量(g)が求まりますが、これをN(ニュートン)に換算するには重力加速度(9.8)を掛ける必要があり、1000 g → 1.0 kg → 10 N の変換関係を覚えておきましょう。
実務では1m2あたりの重量(kg/m2)で鋼板の重さを管理することが多いです。
厚みが1mm増えると約7.85 kg/m2増加します。
| 板厚(mm) | 単位面積重量(kg/m2) | 300×300mm 1枚の重量(kg) |
|---|---|---|
| 6 | 47.1 | 4.24 |
| 9 | 70.7 | 6.36 |
| 12 | 94.2 | 8.48 |
| 16 | 125.6 | 11.3 |
| 19 | 149.2 | 13.4 |
| 22 | 172.7 | 15.5 |
| 25 | 196.3 | 17.7 |
| 28 | 219.8 | 19.8 |
| 32 | 251.2 | 22.6 |
単位面積重量(kg/m2)= 板厚(mm) × 7.85 ÷ 1000 × 1,000,000 ÷ 1,000,000 × 1,000 = 板厚(mm) × 7.85です。
例えば板厚16mmなら 16 × 7.85 = 125.6 kg/m2となります。
今回は鋼板の重量計算方法、計算ツールについてご紹介しました。物の重量は、体積に密度をかければ求められます。鋼板の体積の求め方を理解しましょう。計算ツールを使って、色々な鋼板の重量を計算してくださいね。下記も参考になります。
体積と質量の違いは?1分でわかる違い、意味、密度、重量との関係
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
建築士試験では「重量=体積×密度」の基本式と鋼の密度(7.85 g/cm3)を覚えておくことが大切です。
計算問題で板厚・幅・長さから重量を求める手順を練習しましょう。(一級建築士 頻出:重量=体積×密度の基本式と鋼の密度7.85g/cm³を使った重量計算が繰り返し出題)