この記事の要点
ALCの比重はJIS A 5416による絶乾状態の規格値が0.45?0.55であるが、構造計算で荷重を設定する際には含水状態を考慮して0.65を採用する点に注意が必要である。
比重と密度(kg/m3)は数値の表現が異なるだけで対応する関係にあり、単位重量(kg/m2)はALCの密度に厚みを掛けることで計算できる。
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Alcの比重は絶乾状態で0.45~0.55(JIS A 5416による規格値)です。各メーカーにより比重は若干異なり、たとえば、ALCメーカーのクリオン社の製品では「絶乾状態でALCの比重は0.52、気乾状態で0.60」と定義されています。また、ALCは外壁や屋根、場合によっては床に使うこともありますが、この時の構造計算用で考慮する場合のALCの比重は「0.65」とします。今回は、ALCの比重、密度、35mm、100mmの重量、ALC外壁の重量、alcの単位重量の値と計算について説明します。ALC の詳細、ALCの重量は下記が参考になります。
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Alcの比重は絶乾状態で0.45~0.55(JIS A 5416による規格値)です。また、各メーカーにより比重は若干異なり、たとえば、ALCメーカーのクリオン社の製品では
・絶乾状態でALCの比重は0.52
・気乾状態でALCの比重は0.60
と定義されています。さらに、構造計算を行う場合のALCの比重は0.65を採用します。また、ALCの密度(kg/m3の値)は下記の通りです。
・Alcの密度(JIS A 5416による規格値) ⇒ 絶乾状態で450~550kg/m3
・Alcの密度(クリオン社の規格値) ⇒ 絶乾状態で520kg/m3
・Alcの密度(クリオン社の規格値) ⇒ 気乾状態で600kg/m3
・Alcの密度(構造計算用) ⇒ 650kg/m3
ALCの詳細、重量は下記が参考になります。
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Alc 35mm、100mmの重量を下記に示します。Alc の密度は600kg/m2、パネルの幅は約600mm、長さは1800mmとします。alcの重量はAlcの密度×体積で算定できるので
・Alc 35mmの重量 ⇒ 0.035m×0.6m×1.8m×600kg/m3=22.7kg
・Alc100mmの重量 ⇒ 0.1m×0.6m×1.8m×600kg/m3=64.8kg
Alcの単位重量の値と計算を下記に示します。なお、Alc の密度は気乾状態の値で0.60g/cm3とし、パネルの厚さは100mmとします。
・Alcの単位重量 ⇒ 0.1m×600kg/m3=60kg/m2
混同しやすい用語
比重と密度(kg/m3)
比重は水(1g/cm3)を基準とした無次元の比率で、ALCの比重0.65は密度650kg/m3に対応します。数値の表現が違うだけで対応関係があります。
絶乾状態の比重と構造計算用比重
JIS規格のALCの絶乾状態の比重は0.45?0.55ですが、構造計算では含水を見込んで0.65を採用します。用途によって使う値が異なります。
密度(kg/m3)と単位重量(kg/m2)
密度は単位体積あたりの質量で、単位重量は密度×厚さで求まる面積あたりの質量です。ALCの荷重設定では単位重量を使います。
根拠・参考
実務では、設計条件・仕様書・適用する規準により確認してください。
| 状態 | 比重(単位容積質量) | 重量(厚さ100mmの場合) |
|---|---|---|
| 絶乾状態 | 0.45?0.55(JIS A 5416) | 約 450?550 kg/m2 |
| 気乾状態(目安) | 約0.60 | 約 600 kg/m2 |
| 比較:普通コンクリート | 2.3 | 約 2,300 kg/m2 |
今回はAlcの比重について説明しました。Alcの比重は絶乾状態で0.45~0.55(JIS A 5416による規格値)です。各メーカーにより比重は若干異なり、たとえば、ALCメーカーのクリオン社の製品では「絶乾状態でALCの比重は0.52、気乾状態で0.60」です。ALCの重量、詳細や規格など下記も参考になります。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
建築士試験では、ALCの構造計算用比重として「0.65」を採用する点が問われる場合があります。絶乾状態の0.5前後と混同しやすいので、「構造計算では含水を見込んで0.65を使う」という考え方で整理しておくと覚えやすいです。
単位重量の計算は「密度×厚さ」というシンプルな式なので、式の意味を理解したうえで数値を確認するようにしましょう。
また、比重と密度(kg/m3)の関係も理解しておくと、他の材料の荷重計算にも応用できます。