この記事の要点
バネ定数の計算は、k=P/δです。
単位はN/cmやkN/mです。
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バネ定数kの計算は、k=P/δです。単位はN/cmやkN/mです。ただし、複数のバネが組合さるとき、少し工夫した式が必要です。今回は、バネ定数の計算と公式、直列バネと並列バネの公式について説明します。バネ定数の意味は、下記が参考になります。
ばね定数とは?1分でわかる意味、公式、ヤング率、単位、求め方
ばね定数の直列の計算は?3分でわかる直列バネの計算(求め方)、直列と並列の違い
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バネ定数の計算式は、
k=P/δ
です。これをフックの法則ともいいます。フックの法則の意味は、下記が参考になります。
フックの法則とは?1分でわかる意味、公式、単位、応力、ヤング率の関係
下図をみてください。バネを引張ると変形します。バネに作用する力Pと、それに伴う変形δは比例関係にあります。δが2倍になれば、Pも2倍です。
ただし、下図のように複数のバネが組み合わさるとき、計算の公式が変わります。
複数のバネの組み合わせには2種類あります。
直列バネ
並列バネ
といいます。
直列バネとは、下図のバネの組み合わせです。
2つのバネの剛性を、それぞれk1、k2とします。ポイントは、2つのバネに作用する力は「同じ」ということです。力をPとするとき、各バネの関係は
P=k1δ1
P=k2δ2
です。2つの変形、剛性を組み合わせたときの、力と変形の関係を、
P=Kδ
とします。δ=δ1+δ2です。また、各バネの変形は
δ1=P/k1
δ2=P/k2
です。よって、
δ=δ1+δ2=P/k1+ P/k2=P(1/k1+ 1/k2)
です。全体のバネと変形、力の関係はP=Kδでした。
δ=P(1/k1+ 1/k2)
P=δ/(1/k1+ 1/k2)
です。よって、直列バネの剛性は
1/K=1/k1+ 1/k2
K= k1k2/( k1+ k2)
です。
下図をみてください。バネが並列に繋がっています。このバネを引張ると、バネのかたさに応じて伝わる力が変わります。しかし変形は同じです。よって、各バネの力と変形の関係は、
P1=k1δ
P2=k2δ
です。P=P1+P2ですね。並列バネとしての力と変形の関係を、
P=Kδ
とします。
P1+P2=Kδ
k1δ+ k2δ=Kδ
K=k1+ k2
です。並列バネのばね定数の方が、公式が簡単でしたね。
上記の通り、直列バネと並列バネの違いで、ばね定数の公式が全く異なります。ちなみに、バネを固くするなら、どちらの方が効果的でしょうか。
直列K= k1k2/( k1+ k2)
並列K=k1+ k2
k1=1、k2=1とします。直列と並列のバネを計算すると、
直列K= k1k2/( k1+ k2)=1/2
並列K=k1+ k2=1+1=2
となり、並列バネの方が効果的です。ばね定数の意味、直列の場合の計算方法は、下記が参考になります。
ばね定数とは?1分でわかる意味、公式、ヤング率、単位、求め方
ばね定数の直列の計算は?3分でわかる直列バネの計算(求め方)、直列と並列の違い
混同しやすい用語
バネ定数の計算と剛性の計算
バネ定数k=P/δ(力÷変形量)で求めます。建築の実務では「剛性」と同じ意味で使われ、剛性が大きいほど変形しにくい部材です。
直列バネと並列バネの計算式
直列の合成ばね定数は逆数の和の逆数(1/K=1/k1+1/k2)、並列は足し算(K=k1+k2)で求めます。計算方法が逆なので混同に注意が必要です。
ばね定数とヤング率
ヤング率Eは材料固有の値(N/mm2)で、ばね定数k=EA/Lは断面積Aと部材長さLも含んだ部材の剛性です。
バネ定数の計算を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 基本公式 | k=P/δ | P:力、δ:変形量 |
| 直列バネの合成 | 1/k=1/k1+1/k2 | 合成後は小さくなる |
| 並列バネの合成 | k=k1+k2 | 合成後は大きくなる |
今回はバネ定数の計算について説明しました。計算方法、公式が理解頂けたと思います。特に、直列バネと並列バネの違いはよく理解しましょう。力と変形が、どう変わるか理解しましょう。下記も参考になります。
ばねの伸びの計算は?1分でわかる計算方法、意味、問題の解き方
f=kxとは?1分でわかる意味、各記号の単位、フックの法則との関係
フックの法則とは?1分でわかる意味、公式、単位、応力、ヤング率の関係
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
バネ定数の計算は?に関する問題は建築士試験の構造分野で出題されます。定義と計算の両面から理解しておきましょう。
バネ定数の計算は?の定義・適用条件・計算式は建築士試験の構造分野で出題される基本事項です。
用語の定義を正確に理解したうえで、関連する規準・法令との関係を整理することが大切です。