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土台は木造建築に用いられる構造部材の1つです。筋交いなどが負担する水平力を適切に基礎まで伝達する役割があります。今回は、土台の意味、役割、基礎との違い、建築基準法の規定について説明します。
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土台は下図に示す部材です。布基礎又はベタ基礎の「RC壁部分」に矩形の木部材をながします。これが「土台」です(下図は建築物の構造関係技術基準解説書より引用しました)。
上図をみてわかるように、RC壁と土台はアンカーボルトにより緊結します。これで土台は動きません。
土台がなければ、木柱を直接RCに留める必要があります。鉄骨造なら、ベースプレートを介して鉄骨とRCを接合することが可能です。ただ木造ではそれが難しいため、「土台」が必要です。※木柱と基礎を緊結する方法もありますが、一般的ではありません。
また、筋交いなどの耐力壁が負担する水平力は、土台を介することで、基礎まで伝達可能です。
「土台」と聞くと、一般の方は「基礎」と混同するかもしれません。但し、土台と基礎は全く違う構造部材です。下記に違いを整理しました。
※基礎については下記の記事が参考になります。
布基礎と独立基礎、ベタ基礎の違いと、本当に伝えたい各基礎の特徴
実は、「土台」という部材は木造建築でのみ使用されます。鉄骨造は、柱をRC部材に直接留めることが可能です。※ただし、柱脚を造る必要があります。柱脚については下記の記事が参考になります。
RC造は、そもそも基礎から屋根まで同じRC部材なので、元から一体化されています。
土台に関する条文は、令42条に規定されます。下記に概要を明記しました。
令42条では「ただし書き」があり、上記を除外できるケースもあります。ただ、土台を除外するのは例外的なので、今回は省略しました。
今回は木造建築の土台について説明しました。土台の意味、基礎との違いが理解頂けたと思います。木造建築に土台は必要不可欠です。土台の考え方、目的は覚えておきましょう。併せて下記の記事も参考にしてください。
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