この記事の要点
ヤング率Eは材料自体の変形しにくさ(材料定数)で、鉄鋼では205,000N/mm²と固定です。一方剛性は「部材のかたさ」で、曲げ剛性はEI(ヤング率×断面二次モーメント)で表されます。
ヤング率が高い材料を使えば剛性が上がり、たわみが小さくなります。また剛性が高いと固有周期(T)が短くなり、地震応答が変わります。断面形状(I)を変えれば同じ材料でも剛性を調整できます。
部材のかたさ(剛性)には2つの要因があります。
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剛性は部材のかたさ、ヤング率は部材に用いる材料自体のかたさです。
部材のかたさ(剛性)には2つの要因があります。
1つは部材の「断面形状によるかたさ」、2つめが部材に用いる「材料自体のかたさ」です。
断面形状によるかたさは「断面二次モーメント」により決定し、材料によるかたさは「ヤング率」により決定します。
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なお、ヤング率は材料固有の値であり、材料の種類ごとに変わります。
鋼、鉄筋コンクリート、木材のように材料が変わればヤング率の値も変わります。
断面二次モーメントは、断面形状により値が変わります。
断面形状を工夫することで「より軽く、よりかたい」断面とすることが可能で、断面効率(軽くてかたい)は高くなります。
よって、部材の剛性とは「部材の断面二次モーメントの大きさと、ヤング率の大きさ」を意味しています。
断面二次モーメントの記号をI、ヤング率の記号をEとするとき、IとEの積を「曲げ剛性」といい「EI」で表します。
EIの値が大きいほど、部材は曲げる力(曲げモーメント)に対して「かたい」ことが分かります。
前述した通り、部材の剛性は断面形状と材料の種類で決定するので、断面形状が同じでもヤング率が大きければ「剛性も大きく」なります。
混同しやすい用語
剛性(ごうせい)
部材・構造全体の変形しにくさです。
剛性K=EA/L(軸)やEI/L(曲げ)のように、ヤング率・断面・長さで決まります。
ヤング率(E)
材料固有の弾性係数です。
材料の変形しにくさを表し、同じ材料であれば断面形状に関係なく一定の値をとります。
ばね定数(k)
部材の剛性を1点の荷重-変形関係で表した値です。
k=EA/Lなどで計算し、ヤング率・断面・長さが変わると変化します。
剛性とヤング率の違いを整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 剛性 | 部材のかたさ(断面形状+材料で決定) | EI(曲げ剛性)で表す |
| ヤング率(E) | 材料固有のかたさ(材料の種類で変わる) | 鋼・RC・木材で異なる |
| 断面二次モーメント(I) | 断面形状によるかたさの指標 | 断面のせいが大きいほど増大 |
今回は剛性とヤング率の違い、関係について説明しました。
剛性は部材のかたさ、ヤング率は部材に用いる材料自体のかたさです。
部材のかたさ(剛性)には2つの要因があります。
1つは部材の「断面形状によるかたさ」、2つめが部材に用いる「材料自体のかたさ」です。
断面形状によるかたさは「断面二次モーメント」により決定し、材料によるかたさは「ヤング率」により決定します。
剛性、ヤング率の詳細は下記をご覧ください。
剛性とは?変形しにくさの意味・強度との違い・計算式・単位を解説
ヤング係数(弾性係数)とは?求め方と公式、単位、材料ごとの値【図解】
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