この記事の要点
構造設計の実務では、確認申請用の一貫計算プログラムとFEM解析ソフトを使い分ける。Super BuildやBUS-6は建築基準法の検定機能を内蔵した一貫計算プログラムで、確認申請書類を出力できる。
Nastran・SAP2000などのFEM解析ソフトは自由度が高い反面、計算結果の確認方法と建築法規との橋渡しを自分でやる必要がある。どのソフトを選ぶかは担当する建物の種別と規模による。
特に、ほとんどの建物で一貫計算プログラムのソフトを使います。
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現在の構造計算ソフトは、必ず必要です。
大まかに分けて2種類の構造計算ソフトがあります。
1つが一貫計算プログラム、2つ目が任意フレーム解析プログラムです。
一貫計算プログラムにはSuper Build SS7、任意フレーム解析ソフトとしてNastran(ナストラン)やMidas(まいだす)などがあります。
今回は、構造計算のソフトの種類についてご紹介します。
構造計算の意味、Super Buildについては下記も参考になります。
構造計算とは?目的・種類・費用と実務での流れをわかりやすく解説
ss3とは?1分でわかる意味、特徴、q&a、ダウンロードの方法、ベタ基礎
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現在の構造計算は、必ずソフトが必要です。特に、ほとんどの建物で一貫計算プログラムのソフトを使います。
一貫計算プログラムには、建築基準法に規定される構造計算書に必要な項目を自動作成する機能があります(応力図、検定比図など)。機械的な入力・出力で、業務を省力化してくれます。
有名なソフトにSuper Build SS7やSS3があります。60%という圧倒的なシェアがあります。2つに1つの会社がSuper Buildを使っている、ということです。
その他、任意フレーム解析プログラムがあります。一貫計算プログラムは、標準的な形の建物にのみ対応します。任意フレーム解析プログラムでは、自由な形状の建物の構造解析が可能です。
有名なソフトとして、Nastran(なすとらん)やMidas(まいだす)があります。
構造計算のソフトの種類を下記に示します。
Super Build/SS7
BUILD.一貫IV
BUS-6
SEIN La CREA
Nastran
Midas
RCチャート/ Sチャート
一貫計算プログラムの計算機能は、あまり変わりません。ただし、Super Buildは「マウス入力」という画期的な入力方法で、シェア6割となりました。現在は、他ソフトもそれに追従しています。
RCチャート/ Sチャートは、二次部材設計用のソフトです。一貫計算プログラム並みに使用頻度が多いソフトです。
Super Build/SS7 の特徴は、下記も参考になります。
ユニオンシステムとは?SS3・SS7の特徴と構造計算での使い方
混同しやすい用語
一貫計算プログラム
建築基準法に定める構造計算書の作成に必要な計算(応力・変形・安全性の検定)を一貫して行うソフト。
Super Build SS7などが代表例でシェア6割を占める。
任意フレーム解析プログラム
一貫計算プログラムでは対応できない自由な形状の建物の構造解析に使うソフト。
NastranやMidasが代表例で、有限要素法(FEM)を使う。
二次部材設計ソフト
一貫計算プログラムの対象外となる小梁・スラブなどの二次部材を設計するソフト。
RCチャート・Sチャートなどが代表例。
主な構造計算ソフトの種類を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 一貫計算プログラム | Super Build SS7、BUS-6など | シェア約60%、標準的な建物に対応 |
| 任意フレーム解析 | Nastran、Midasなど | 自由な形状の建物に対応 |
| 二次部材設計ソフト | RCチャート/Sチャート | 小梁・スラブ等の二次部材設計用 |
今回は、構造計算のソフトについて紹介しました。
構造計算ソフトを使う理由、種類が理解頂けたと思います。
構造計算ソフトといえば、一貫計算プログラムです。
その中でもSuper Buildは圧倒的なシェアを誇ります。
特に、SS7は構造設計者に優しいソフトだと思います。
SS3に比べて視認性が向上したり、計算以外の部分で質が高いと感じます。
下記の記事も参考にしてください。
ss3とは?1分でわかる意味、特徴、q&a、ダウンロードの方法、ベタ基礎
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
試験では構造計算ソフトのカテゴリとして、一貫計算(建物全体の設計を一括処理)とFEM解析(有限要素法:複雑な形状や特殊構造に対応)の違いが問われることがあります。
国土交通省の認定を受けた一貫計算プログラムはRC・S・SRC造の建物設計で使われます。試験では「プログラムの出力結果を確認・判断する能力が設計者に求められる」という考え方が問われることがあります。