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はね出し単純梁とは、片持ち部分(はね出し部分)がある単純梁です。今回は、はね出し単純梁の意味、等分布荷重が作用するはね出し単純梁の、応力の計算について説明します。片持ち梁と単純梁の性質を持つ梁と考えてもいいでしょう。単純梁、片持ち梁の特徴は、下記が参考になります。
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はね出し単純梁(はねだしたんじゅんばり)とは、片持ち部分(はね出し部分)がある単純梁です。下図をみてください。これがはね出し単純梁です。
他にも、色々なタイプのはね出し単純梁があります。下図に一例を示します。
はね出し単純梁の特徴は、「はね出し部分」があることです。はね出し部分に荷重が作用することで、外力としてモーメントが作用する状況になります。下図をみてください。はね出し部の先端に集中荷重が作用します。このとき、支点Aには、梁が浮き上がるような力が生じます。
また、支点Bには片持ち梁のような曲げモーメント(負曲げ)が生じます。下図をみてください。はね出し部の負曲げモーメントにより、単純梁の正曲げモーメントが減少します。
負曲げ、正曲げの意味は、下記が参考になります。
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はね出し単純梁は、片持ち梁と単純梁が組み合わさった構造です。片持ち梁、単純梁の意味、特徴は下記が参考になります。
等分布荷重が作用するはね出し単純梁の応力を計算しましょう。下図を見てください。
等分布荷重をw、単純梁部分のスパンをL、はね出し部のスパンをL/2とします。静定構造なので、力のつり合い式を整理すれば解けます。まず反力は、
Ra+Rb=w(L+L/2)
∑M=0
-RbL+w(L+L/2)×(L+ L/2)/2=0
Rb=w(L+L/2)^2/(2L) =9wL/8
Ra=w(L ^2-(L /2)^2)/(2L) =3wL/8
反力が分かったので、任意位置の曲げモーメントを算出します。
Mx=Rax-wx^2/2=3wLx/8-wx^2/2
です。
上式を微分して0になるときのxの位置で、曲げモーメントが最大となります。最大曲げモーメントの求め方は、下記が参考になります。
今回ははね出し単純梁について説明しました。意味が理解頂けたと思います。はね出し単純梁は、片持ち梁と単純梁が組み合わさった構造です。負曲げと正曲げの両方が作用します。負曲げの作用により、単純梁に生じる正曲げやたわみが減少するメリットもあります。下記の記事も併せて勉強しましょうね。
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