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梁せいとは、一般的に梁の高さを意味します。また、構造的には荷重方向の梁寸法です。よく使う専門用語なので、理解してくださいね。今回は梁せいの意味、スパンや梁幅との関係、鉄骨造、rc造の梁せいについて説明します。梁寸法とスパンの関係は下記が参考になります。
梁の寸法は?1分でわかるrc造、s造の寸法、H形鋼の寸法の読み方
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梁せいは、一般的に梁の高さを意味します。荷重方向の梁寸法ともいえます。下図をみてください。梁せいと梁幅の関係を示しました。
また、梁せいは「梁成」とも書きます。建築業界では、毎日のように使う用語なので必ず理解してください。
注意したいのは、梁せいは、「縦と横で寸法の大きい方」ではないことです。下図をみてください。荷重を受ける梁があります。X方向、Y方向のどちらが、「梁せい」でしょうか。
こたえは、荷重方向であるY方向の寸法が、梁せいです。上図は、縦方向より横方向の寸法が大きいです。しかし、荷重方向に対して有効な高さは、Y方向の寸法です。この荷重に対して有効な高さが「梁せい」です。
耐風梁のように、風圧力を受ける梁はH形鋼を横向きにして配置します。下図のように、梁せいは横方向の寸法ですね。
耐風梁は下記が参考になります。
梁幅は、梁の幅です。梁せいは荷重を受ける方向の高さですが、梁幅は荷重を受ける方向と直交した方向の寸法です。下図に示しました。
ただ、梁幅も構造的には大切です。長方形の断面二次モーメントの式を思い出してください。
Iは断面二次モーメント、bは梁幅、hは梁せいです。よって、梁の断面性能は梁せいの影響が大きいですが、梁幅が大きいほど高い値となります。※断面二次モーメントは下記が参考になります。
断面二次モーメントとは?1分でわかる意味、計算式、h形鋼、公式、たわみとの関係
梁幅が大きいほど、横座屈(梁が横方向に座屈する現象)に有利です。横座屈は下記が参考になります。
梁せいの計算をするとき、建物構造とスパンの関係から概算可能です。鉄骨造で概ねスパンの1/15~1/20程度の梁せい、RC造でスパンの1/10程度の梁せいとします。詳細は下記が参考になります。
梁の寸法は?1分でわかるrc造、s造の寸法、H形鋼の寸法の読み方
今回は梁せいについて説明しました。梁せいの意味が理解頂けたと思います。まず、梁せいの意味を理解してください。建築業界では当たり前に使う用語です。次に、梁せいと梁幅の構造的な意味を覚えましょう。荷重方向に対して、どの寸法が梁せいになるのか考えてください。構造計算では、様々な方向からの荷重を想定します。想定荷重に対して、梁せいと梁幅を間違えると結果が大きく変わるので、注意してくださいね。下記も参考になります。
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