建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME > 構造計算の基礎 > 充填(じゅうてん)とは?読み方・モルタル充填・建築での使い方を解説

充填(じゅうてん)とは?読み方・モルタル充填・建築での使い方を解説

この記事の要点

充填(じゅうてん)とは、隙間や亀裂を「埋める」という意味があります。

建築では、充填という用語をよく使います。

この記事では、充填とは何か、読み方、建築でどう使うのか、モルタル充填の具体例を整理します。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット


充填(じゅうてん)とは、隙間や亀裂を「埋める」という意味があります。建築では、充填という用語をよく使います。今回は、充填の意味、読み方、建築との関係、モルタルと充填について説明します。※モルタルについては下記が参考になります。

セメントとモルタル、コンクリートの特徴、違いを知るたった1つのポイント

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

充填とは?

充填とは隙間や亀裂を「埋める」ことです。

建築では、様々な場面で「充填」を行います。

例えば、コンクリートのひび割れを埋めるため、モルタルなどを充填します(コンクリートはひび割れやすい弱点があります)。

※コンクリートの弱点は下記が参考になります。

コンクリートの弱点とは?引張の弱さ・劣化メカニズムとひび割れの種類・対策


また、鉄骨柱の柱脚は、ベースプレートと基礎の間を無収縮モルタルで充填します。※建築で行う充填について、後述しました。

充填の読み方

充填は

と読みます。モルタル充填は、「もるたるじゅうてん」と読んでください。特に読み方は変わりません。

建築業界と充填の関係

建築業界では、度々、充填という用語をみます。充填する場面を、下記に整理しました。


コンクリートは、ひび割れやすい材料です。

コンクリートのひび割れは、表面積が大きいほど生じやすいです。

そこで一定区間、コンクリートの壁に目地をいれ、ひび割れを誘発させます。

要するに、人工的に弱い部分をつくって、そこにひび割れを集中させる考えです。

人工的に弱い部分が、誘発目地です。


誘発目地をつくった部分は、防水上弱いのでコーキング(シーリング材)で充填します。ひび割れは下記が参考になります。

コンクリートの弱点とは?引張の弱さ・劣化メカニズムとひび割れの種類・対策

モルタルと充填の関係

コンクリートのひび割れ部、欠損部はモルタルや樹脂を充填して補修します。ひび割れ部を「充填(じゅうてん)する」ことは、当たり前の考え方なので、是非覚えてくださいね。

混同しやすい用語

充填(じゅうてん)

隙間や亀裂をモルタル・樹脂・コーキングなどで「埋める」こと。

コンクリートのひび割れ補修や柱脚部の施工などで行われる。

誘発目地

コンクリートのひび割れを特定箇所に集中させるために人工的に設ける弱部のこと。

ひび割れ後はコーキングで充填して防水する。

コーキング(シーリング材)

目地や隙間を埋めるシリコン系・変成シリコン系などの材料。

充填の手段の一つであり、主に防水目的で使用される。

試験での問われ方|管理人の一言

試験では充填(じゅうてん)がコンクリートの打設や接合部のモルタル充填などの施工法として問われます。モルタル充填式柱脚では、アンカーボルトをモルタルで固定することで半剛接合の柱脚を形成します。

「充填」の施工上の目的(空隙をなくして一体化・支圧力の確保)を理解しておくと施工問題にも対応しやすくなります。コンクリートの打設でも「充填性」が品質管理上の重要な確認項目です。

充填に関する用語を整理した表を示します。

項目内容備考
充填(じゅうてん)隙間や亀裂を埋めることモルタル・樹脂・コーキング等使用
誘発目地ひび割れを集中させる人工的弱部コーキングで充填して防水
コーキング目地・隙間を埋めるシリコン系材料主に防水目的で使用

まとめ

今回は充填について説明しました。

意味が理解頂けたと思います。

建築業界では、「充填」を良く使います。

意味はもちろん、読み方も覚えてくださいね。

また、建築ではどのような場面に「充填」を使うか理解してください。

※建築で使う用語で、φ(ふぁい)があります。

φは下記が参考になります。

φ(ファイ)とは?直径を示す記号の意味・読み方・使い方と表記

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

この記事の内容を○×クイズで確認する

この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。

意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

ゼロ所長の構造力学問題集で確認する

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

【無料】ゼロ所長が解説!建築士試験の構造を効率よく学ぶ

・試験に出るポイントをわかりやすく解説

・今すぐnoteで学ぶ ⇒  ゼロから学ぶ建築士試験の構造

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 構造計算の基礎 > 充填(じゅうてん)とは?読み方・モルタル充填・建築での使い方を解説
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. わかる建築構造の用語集・図解集
  4. 1頁10円!PDF版の学習記事