建築学生が学ぶ構造力学

  1. HOME > 構造計算の基礎 > 構造設計の原則とは?1分でわかる意味、第36条の3、構造耐力上主要な部分との関係

構造設計の原則とは?1分でわかる意味、第36条の3、構造耐力上主要な部分との関係

この記事の要点

構造設計の原則とは、建築基準法施行令第36条の3の規定です。

「構造設計は原則として、こうあるべき」という内容が書かれています。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット


構造設計の原則とは、建築基準法施行令第36条の3の規定です。「構造設計は原則として、こうあるべき」という内容が書かれています。主に構造上の安全性に関わる規定です。今回は、構造設計の原則の意味、構造耐力上主要な部分との関係について説明します。※構造耐力上主要な部分の意味は、下記の記事が参考になります。

構造耐力上主要な部分とは?1分でわかる意味、種類、主要構造部

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

構造設計の原則とは?

構造設計の原則とは、建築基準法施行令第36条の3に規定されます。「構造設計は、こうあるべき」という規定が書かれています。36条の3は、3項まであります。下記に内容を要約しました。


1項 ⇒ 建築物は用途、規模、構造の種別、土地の状況に応じて、あらゆる荷重に対して、構造耐力上安全であるようにすること

2項 ⇒ 構造耐力上主要な部分は、水平力に耐えるよう、釣り合い良く配置すること

3項 ⇒ 構造耐力上主要な部分は、使用上の支障となる変形、振動が生じないよう剛性をもたせること。瞬間的破壊が生じないよう、靭性を持たせること。


まず、1項では「あらゆる状況」「あらゆる荷重」に対して、建築物は安全であるよう構造設計すること、と規定されています。実際の法文では、荷重の種類が規定されています。建築物で考慮する荷重の種類は、下記の記事が参考になります。

荷重とは?1分でわかる意味、読み方、種類、応力との違い

荷重の組み合わせとは?1分でわかる意味、建築基準法、積雪荷重の扱い


2項は、建築物に作用する水平力の規定です。水平力として、主に風圧力と地震力があります。特に、日本は地震の被害が顕著で、地震力に対して「釣り合いよく」構造部材を配置することが明記されています。


「釣り合い良く」とは、「バランスよく」という意味です。これは偏心率や剛性率が関係します。詳細は、下記の記事が参考になります。

偏心率とは何か?

剛性率ってなに?剛性率の意味と、建物の耐震性


3項は、2つの内容が規定されます。1つは、使用上の支障の防止についてです。使用上の支障とは、私たちが「普段、建物の使用で支障になること」です。例えば、「床が傾く」ことは、使用上の支障です。使用上の支障の意味は、下記の記事が参考になります。

使用上の支障とは?1分でわかる意味、たわみ、制限、告示、スラブ


これを防止する方法として、構造部材に「剛性」を持たせることが規定されます。要するに、構造部材を「硬く」することです。剛性の意味は、下記の記事が参考になります。

剛性とは?簡単な意味、剛性の計算、単位、強度との違い


もう1つは、構造部材が急に壊れないよう、靭性を持たせることです。靭性は、「粘り強いこと」です。靭性の意味は、下記の記事が参考になります。

靭性とは?靭性のある材料とは?建物の耐震性との関係

構造設計の原則と構造耐力上主要な部分との関係

構造設計の原則では、構造耐力上主要な部分に関する規定が明記されます。特に、2項と3項では、直接的に構造耐力上主要な部分の原則が書かれています。


・構造部材はバランスよく配置すること

・有害な変形が生じないよう、部材を固くすること

・急に壊れないよう、粘り強くすること


上記の3つが、構造耐力上主要な部分に必要だと覚えてくださいね。

根拠・参考

  • 建築基準法施行令
  • 建築基準法
  • 建築物の構造関係技術基準解説書

実務では、設計条件・仕様書・適用する規準により確認してください。

試験での問われ方|管理人の一言

構造設計の原則に関する問題は建築士試験の構造分野で出題されます。定義と計算の両面から理解しておきましょう。

構造設計の原則の定義・適用条件・計算式は建築士試験の構造分野で出題される基本事項です。

用語の定義を正確に理解したうえで、関連する規準・法令との関係を整理することが大切です。

まとめ

今回は構造設計の原則について説明しました。意味が理解頂けたと思います。構造設計の原則は、建築基準法施行令36条の3に規定されます。構造耐力上主要な部分に、「何が求められるのか」理解してくださいね。下記の記事も併せて参考にしてください。

構造設計は、どんな仕事なの?

構造耐力上主要な部分とは?1分でわかる意味、種類、主要構造部

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

この記事の内容を○×クイズで確認する

この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。

意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

ゼロ所長の構造力学問題集で確認する


▼スポンサーリンク▼

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

【無料】ゼロ所長が解説!建築士試験の構造を効率よく学ぶ

・試験に出るポイントをわかりやすく解説

・今すぐnoteで学ぶ ⇒  ゼロから学ぶ建築士試験の構造

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

更新情報

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 構造計算の基礎 > 構造設計の原則とは?1分でわかる意味、第36条の3、構造耐力上主要な部分との関係
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. 限定メルマガ
  4. わかる建築構造の用語集・図解集
  5. 1頁10円!PDF版の学習記事