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床束(ゆかづか)とは、床を支える束(短い柱)です。大引きを支える役割があります。今回は床束の意味、読み方、使い方と注意点について説明します。大引きの意味は、下記が参考になります。
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床束は、1階床を支える短い柱です。下図をみてください。これが床束です。
床束は大引きと接合されます。大引きから伝わる力は、床束を通して(床束から束石へ)、そのまま地盤へ伝達されます。
床束には束石を設け、大引きからの力を地盤へ伝えます。下図をみてください。これが束石です。束石は、「石」と書きますが、現在はコンクリート製が一般的です。
床束が無ければ、大引きは土台間でしか支えられず、耐力や変形に問題あるでしょう。大引きの意味は、下記が参考になります。
建築の大引とは?1分でわかる意味、木材、根太、束柱との関係、継手位置
床束は「ゆかづか」と読みます。床束に関係する用語の読み方は、下記です。
大引 ⇒ おおびき
束石 ⇒ つかいし
床束は、床を支える短い柱です。大引きと接合されるので、大引きの力を伝える部材ともいえます。床束と束石は、1階床の力を地盤にそのまま伝える役割があります。1階の表層地盤(表面から1m以内の地盤など)は、掘削や盛り土を行うため耐力的に不十分です。
下図をみてください。乱した土の上に床束と束石を設置しても、沈下しそうですよね。
床の傾きを起こすような沈下を不同沈下といいます。不同沈下の意味は、下記が参考になります。
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よって、床束が床の重さをしっかり支えるためには、床束が接する地盤をよく締め固めるか、土間コンクリート、ベタ基礎を設置すると良いでしょう。特に、土間コンクリートやベタ基礎であれば、不同沈下の恐れは減りますね。
ベタ基礎、土間コンクリートの意味は、下記が参考になります。
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また、床束は地震力に抵抗できないことも覚えておきましょう。
今回は床束について説明しました。意味が理解頂けたと思います。床束は、1階床の重さを支える短い柱です。大引きと接続するので、大引きを支える部材と考えてください。今回の記事と併せて、大引きの意味も勉強しましょう。下記が参考になります。
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