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単純梁の曲げモーメントの求め方は、必ず理解する必要があります。構造力学のテストや建築士試験、公務員試験でも必ず出題されます。
なお、曲げモーメントの公式は荷重条件で変わります。集中荷重が作用する単純梁の曲げモーメントM=Pa/L、Pb/Lで算定します。
等分布荷重が作用する単純梁の曲げモーメントM=wL2/8です。
今回は、単純梁の曲げモーメントの求め方(計算)と公式、等分布荷重と集中荷重との関係について説明します。
単純梁とは?1分でわかる意味、特徴と例、公式と曲げモーメント、たわみの計算
単純梁と両端固定梁の違いは?1分でわかる違い、公式、曲げモーメント、たわみ
単純梁の曲げモーメントの求め方は必ず理解しましょう。単純梁の曲げモーメントの計算は、構造力学でも初歩的な内容の1つです。
構造力学のテスト、建築士試験などで必ず出題されます。単純梁の詳細は下記が参考になります。
単純梁とは?1分でわかる意味、特徴と例、公式と曲げモーメント、たわみの計算
単純梁の曲げモーメントの計算式は、等分布荷重と集中荷重で変わります。荷重による単純梁の曲げモーメントの違いを下記に示します。
集中荷重が作用する単純梁の曲げモーメント ⇒ M=αwL2
等分布荷重が作用する単純梁の曲げモーメント ⇒ M=αPL
αは荷重位置、範囲などに応じた係数、wは等分布荷重、Pは集中荷重、Lは単純梁のスパンです。等分布荷重、集中荷重の詳細は下記が参考になります。
上記を曲げモーメント図で示します。
等分布荷重の曲げモーメント図は曲線、集中荷重は直線という違いがありますね。単純梁の曲げモーメント図の描き方は下記をご覧ください。
曲げモーメント図とは?1分でわかる意味、書き方、正負と引張側、等分布荷重が作用する単純梁との関係
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単純梁の曲げモーメントの公式を下記に示します。
・中央集中荷重が作用する単純梁
・任意の位置に集中荷重が作用する単純梁
・等分布荷重が作用する単純梁
・三角形分布荷重が作用する単純梁
・曲げモーメント荷重が作用する単純梁
その他、両端固定梁など支持条件が変わると曲げモーメントも違います。詳細は下記が参考になります。
曲げモーメントの公式は?1分でわかる公式、導出、両端固定、単純梁、片持ち梁
前述した公式を用いて、単純梁に作用する曲げモーメントを計算しましょう。なお、曲げモーメントを求めるには、まず反力を求めます。
単純梁の反力の求め方は、下記が参考になります。
下図の単純梁に生じる曲げモーメントを求めてください。
公式よりM=PL/4ですね。よって、
M=PL/4=10×6/4=15kNm
です。
下図の単純梁に生じる曲げモーメントを計算しましょう。
公式はM=Pa/L、Pb/Lでした。このどちらを使っても良いです。a=2、b=4、L=6ですね。よって、
M=Pa/L=10×2/6=3.33kNm
です。
下図の単純梁に生じる曲げモーメントを求めてください。
公式はM=wL2/8です。よって、
M=wL2/8=5×6×6/8=22.5
です。
下図の単純梁に生じる曲げモーメントを計算しましょう。
公式はM=0.064wL2です。よって、
M=0.064wL2=0.064×5×6×6=11.5
です。三角形分布荷重は集中荷重に換算することも可能です。詳細は下記が参考になります。
三角形分布荷重とは?1分でわかる意味、作用点、集中荷重との関係、片持ち梁
下図の単純梁に生じる曲げモーメントを求めてください。
曲げモーメントの公式はM=Ma/L、Mb/Lです。a=4、b=3です。よって、
M=20×4/7=11.4
です。
今回は、単純梁の曲げモーメントについて説明しました。単純梁の曲げモーメントの計算は、基本中の基本です。
テストは公式を覚えるだけで問題ないですが、是非、公式の導出や単純梁の意味も勉強しましょう。下記が参考になります。
単純梁とは?1分でわかる意味、特徴と例、公式と曲げモーメント、たわみの計算
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