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鉄筋の公称断面積は?1分でわかる意味、規格、計算値との違い

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鉄筋の公称断面積とは、規格により定められた鉄筋の断面積です。鉄筋コンクリート部材の断面算定は、公称断面積を用います。


今回は、鉄筋の公称断面積の意味、規格、計算値との違いについて説明します。鉄筋のサイズと規格、鉄筋の断面積は下記が参考になります。

鉄筋のサイズと呼び径の関係、必ずわかる鉄筋サイズの覚え方

鉄筋の公称断面積は?

鉄筋の公称断面積とは、規格により定められた鉄筋の断面積です。鉄筋の断面積は、計算して求める値ではなく、決まった値です。

鉄筋コンクリート部材の構造計算では、公称断面積を用います。鉄筋の断面積は、下記も参考になります。

鉄筋のサイズと呼び径の関係、必ずわかる鉄筋サイズの覚え方

鉄筋の公称断面積と規格

鉄筋の公称断面積の規格を下記に示します。


D10 71m㎡

D13 127m㎡

D16 199m㎡

D19 287m㎡

D22 387m㎡

D25 507m㎡

D29 642m㎡

D32 794m㎡

D35 957m㎡

D38 1140m㎡

D41 1340m㎡

D51 2027m㎡


なお、鉄筋のサイズと、その他の規格は下記が参考になります。

鉄筋のサイズと呼び径の関係、必ずわかる鉄筋サイズの覚え方

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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公称断面積の読み方

公称断面積は、「こうしょうだんめんせき」と読みます。関係用語の読み方は、下記です。


公称直径 ⇒ こうしょうちょっけい

公称周長 ⇒ こうしょうしゅうちょう


鉄筋の公称直径、呼び径の関係は、下記が参考になります。

鉄筋のサイズと呼び径の関係、必ずわかる鉄筋サイズの覚え方

鉄筋の公称断面積と計算値の違い

鉄筋の公称断面積と、計算による断面積の値は全く違います。下図をみてください。


鉄筋は表面にリブが付きます。D10のリブを含めた最外径は11mm、実際の直径は9.53mmです。

鉄筋の公称断面積と計算値の違い

直径が10mmの棒として計算した値と、直径9.53かつリブのついた棒では、断面積の値が違いますよね。実際、D10の公称断面積は71m㎡で、計算値は78.5m㎡です。


鉄筋の断面積は、下記も参考になります。

鉄筋のサイズと呼び径の関係、必ずわかる鉄筋サイズの覚え方

まとめ

今回は鉄筋の公称断面積について説明しました。意味が理解頂けたと思います。


公称断面積は、規格により定められた鉄筋の断面積です。鉄筋コンクリート部材の構造計算では、公称断面積を用います。鉄筋の表面にはリブがあり、


単純に円の断面積を求めても、公称断面積と一致しません。鉄筋のサイズと規格、鉄筋の断面積など下記も併せて勉強しましょうね。

鉄筋のサイズと呼び径の関係、必ずわかる鉄筋サイズの覚え方

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