この記事の要点
鉄筋の公称断面積とは、JIS G 3112で定められた理論的な断面積の値で、D10は71.33 mm2、D13は126.7 mm2、D16は198.6 mm2など径ごとに規定されている。
公称断面積は設計計算で使用する基準値であり、実際の鉄筋断面(節・リブを含む)とは異なるが、付着計算や重量計算にも用いられる。
この記事では、鉄筋の公称断面積とは何か、鉄筋の公称断面積はどう求めるのかを整理します。
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鉄筋の公称断面積とは、規格により定められた鉄筋の断面積です。鉄筋コンクリート部材の断面算定は、公称断面積を用います。
今回は、鉄筋の公称断面積の意味、規格、計算値との違いについて説明します。鉄筋のサイズと規格、鉄筋の断面積は下記が参考になります。
鉄筋のサイズ・呼び径・最外径とは?D10・D13の意味と一覧表
鉄筋の公称断面積とは、規格により定められた鉄筋の断面積です。鉄筋の断面積は、計算して求める値ではなく、決まった値です。
鉄筋コンクリート部材の構造計算では、公称断面積を用います。鉄筋の断面積は、下記も参考になります。
鉄筋のサイズ・呼び径・最外径とは?D10・D13の意味と一覧表
鉄筋の公称断面積の規格を下記に示します。
D10 71m㎡
D13 127m㎡
D16 199m㎡
D19 287m㎡
D22 387m㎡
D25 507m㎡
D29 642m㎡
D32 794m㎡
D35 957m㎡
D38 1140m㎡
D41 1340m㎡
D51 2027m㎡
なお、鉄筋のサイズと、その他の規格は下記が参考になります。
鉄筋のサイズ・呼び径・最外径とは?D10・D13の意味と一覧表
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公称断面積は、「こうしょうだんめんせき」と読みます。関係用語の読み方は、下記です。
公称直径 ⇒ こうしょうちょっけい
公称周長 ⇒ こうしょうしゅうちょう
鉄筋の公称直径、呼び径の関係は、下記が参考になります。
鉄筋のサイズ・呼び径・最外径とは?D10・D13の意味と一覧表
鉄筋の公称断面積と、計算による断面積の値は全く違います。下図をみてください。
鉄筋は表面にリブが付きます。D10のリブを含めた最外径は11mm、実際の直径は9.53mmです。
直径が10mmの棒として計算した値と、直径9.53かつリブのついた棒では、断面積の値が違いますよね。実際、D10の公称断面積は71m㎡で、計算値は78.5m㎡です。
鉄筋の断面積は、下記も参考になります。
鉄筋のサイズ・呼び径・最外径とは?D10・D13の意味と一覧表
鉄筋の公称断面積を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| D10 | 公称断面積 71mm2 | スラブ・壁の配筋に多用 |
| D13 | 公称断面積 127mm2 | スラブ主筋・配力筋に使用 |
| D16 | 公称断面積 199mm2 | 小梁・壁の主筋に使用 |
今回は鉄筋の公称断面積について説明しました。意味が理解頂けたと思います。
公称断面積は、規格により定められた鉄筋の断面積です。鉄筋コンクリート部材の構造計算では、公称断面積を用います。鉄筋の表面にはリブがあり、
単純に円の断面積を求めても、公称断面積と一致しません。鉄筋のサイズと規格、鉄筋の断面積など下記も併せて勉強しましょうね。
鉄筋のサイズ・呼び径・最外径とは?D10・D13の意味と一覧表
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
試験では「代表的な径の公称断面積の数値(D10・D13・D16・D19等)」を問う問題が出ます。値を暗記しておくと計算問題で有利です。
公称断面積を使って引張鉄筋量の確認や継手位置での断面積の比較を行います。設計で頻繁に使う値なので正確に覚えましょう。
公称外径・公称断面積・公称質量の3つは鉄筋の基本諸元です。JIS規格表の見方も合わせて理解しておくと実務・試験に役立ちます。